Building19 【サッシ枠】 03/28/2003〜04/03/2003

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ちょっと更新間隔が開いてしまいました.
この間何度か現場に行きましたが,あまり目立った変化はありませんでしたので,まとめてアップです.
棟梁は早く2Fに床を張りたいそうなのですが,2F床のレベル問題(【大工工事#4 窓枠】参照)やハイサイドライトのガラスの種類と施工上の問題(下記参照)などがあり,まだガラスが入って以内部分もあり,「やることがないんだよ〜.」とのことで,少しスローペースになっているようです.

【ハイサイドライト】

03/28/2003
アルミチャンネルを固定するための木枠を打っていました.
薄い板にさらに切り込みを入れて金物との干渉を回避しています.
細かい!

Photo Image
03/28/2003
カットしたアルミチャンネルを木枠に仮留めして収まり等を検討していました.
断面が見えますが,スパッときれいに切れていました.

Photo Image
03/28/2003
アルミチャンネルの中にはハイサイド用のガラスが入るのですが,原設計では単板ガラス+熱反射タイプの飛散防止フィルムという予定でした.
以前たまたま現場でN建築士・T社H氏とお会いした時に,ペアガラスを入れたらどの程度増額になるかを質問しておいたのですが,前日(03/27)にその金額が出まして,ペアガラスに変更しても驚くほど高い金額ではないことを知りました.(さすがにLow-Eペアガラスは手が出ませんでしたが….)
N建築士からは「ペアガラスにした場合,ガラスコーナー部にアルミアングル部材が入ります。原設計は単板なのでシリコン突き付けでスッキリとしたコーナー処理となります。」との説明は受けていたのですが,Hydeの頭の中では「コーナー部分の見た目より性能重視だ!ペアガラスに変更しよう!」と思っていました.
しかし現場でサッシ屋さんから,「ペアガラスにした場合エッジを鋭角に切り出せないので,ハイサイドライトの位置はこのあたりまでになるよ.」と聞かされました.(写真参照)
この写真は母屋側なのですが,離れ側だとハイサイドライトの半分くらいの位置までしかガラスが入らないのです.
いくら見た目より性能重視とは言っても,ハイサイドライトがそんなに減ってしまうのは本意ではありません.

今回候補に挙がっているガラスの特徴を簡単にまとめました.
長所 短所
単板ガラス 面積を最も広く確保可能
最も安あがり
結露する恐れ有り
日差しに関しては効果無し
ペアガラス 冬の結露対策
断熱効果有り
ハイサイドライトの面積が減少
日差しに関しては効果無し
Low-E
ペアガラス
ペアガラスに加えて夏の日差しにも効果有り ハイサイドライトの面積が減少
高価で手が出ない
原設計にはフィルムを貼ることになっていましたので,このフィルムについてN建築士に確認したところ,現在はかなり高性能のフィルムが存在しており,ペアガラスほどではないにしろ,結露防止・断熱効果・熱反射等の性能を持った製品があるとのこと….
ペアガラスを入れたとしても,飛散防止という考え方からすれば(高い位置にあるガラスなので,万一割れた場合落下してくる危険性がある),フィルム施工をしておいた方がよいとのアドバイスをもらいました.
以上を鑑み,ハイサイドライトの意匠的な部分を犠牲にすることなく,他の問題点をフィルムによってなるべく回避できる方法を選択するのがベターであると判断しました.

Photo Image
04/03/2003
アルミチャンネルが固定されていました.
ハイサイドライト部分がグッと引き締まりますね.

Photo Image
04/03/2003
アルミチャンネルのエッジ部分です.
単板ガラスにしましたので,この鋭角部分の先端までガラスが入ることになります.
早くガラスが入ったところを見てみたいです.

Photo Image
04/03/2003
勾配天井で斜めに上がってきたアルミチャンネルと水平なものとの接合部です.
立体角を出して切断できるソーであれば,完璧には無理ですがもう少しきれいに収まるでしょうが,サッシ屋さんが使っていたソーでは平面角しか出せませんので,このようになってしまうのは致し方のないことなのでしょう….
シリコンでコーキングするとのことです.

Gallery
Photo Image 03/28/2003

サッシ屋さんがアルミチャンネルをカットしていました.(作業中を撮影できなかった…)
専用のソーでしょうか…?
Photo Image 04/01/2003

母屋側のハイサイド部分です.
奥の三角形部分は東向き,手前の四角形部分は南向きです.
室内にもサンサンと日が差していて身持ち良かったです.
ちょっと露出オーバー気味ですね….
Photo Image 04/01/2003

離れ側のハイサイド部分です.
奥の三角形部分は東向き,手前の四角形部分は北向きです.
撮影は15:46ですが,外は明るく感じます.

【その他の窓】

Photo Image
03/28/2003
階段スペースの壁にルーバー窓が入っていました.
図面のサイズよりちょっと幅広なのですが,大きい分には文句は言いません.

Photo Image
03/28/2003
1Fトイレのルーバー窓です.
「この格子はどうにかしたい!(by Kumadon)」  同感です.
奥には寝室の窓があります.

04/01/2003
以前サッシ枠に挟み込んであった防水紙とサッシ枠表面を防水テープで貼り合わせ,その部分をウレタンシールで密着させてありました.(うまく説明できない…)

04/01/2003
2Fの戸の間の狭い部分もラス下地板が張られました.
狭い部分ですから手間は大変です.

【その他】

04/01/2003
出番を待つ断熱材(100[mm]厚のグラスウール)です.
この一袋に430[mm]×1,370[mm]サイズのものが27枚入っています.
密度:10K,熱抵抗区分:2.4だそうです.

Photo Image
04/03/2003
束が基礎コンクリートに固定されていました.(…といっても,まだボルトは締めてありません)
コンクリート部へは”アンカーボルト用セメダイン EP320”というものを使ってありました.
ケミカルアンカーと同じようなものでしょう.


【問題点?】

棟梁が,「1Fの通風雨戸だけど,折りたたんだ時に掃き出しのガラスにかぶって,開口部狭くなっちゃうよ.」と言ってました.
収まりの描かれた図面を見ると,確かに折りたたんだサイズが結構でかい!
設置場所にもよりますが,以前N建築士とT社H氏の話を聞いていた時にHydeが理解していた場所に設置すると,掃き出しの開口部が200[mm]前後減ってしまうように思われました.
これはちょっとな〜.
現在どうするのか検討中です.
↑↑↑決定しました↑↑↑
掃き出しの開口部を狭くすると使い勝手が悪くなると思いましたので,隣接するはめ殺し窓の幅を少し詰めて,その部分に収めることにしました.
これはこれであまり格好の良いものではないと思いますが,まあ,しょうがないのかな….
このような収まりって.設計の段階で考慮しないのかな…?


04/06/2003 見学

Gallery
Photo Image 昨日(04/05/2003)はかなり雨風が強く心配していたのですが,ブルーシートで養生されていました.
ちなみにこちらは離れ側です.
Photo Image 母屋側のハイサイド部分です.
こちらは透明なシートで養生されていました.
黒いシートは防水シートで,ラス下地板の上に貼られています.


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