Building18 【屋根工事】 03/26/2003

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昼頃現場を見に行きました.
現場に着くと誰もいない….
「お昼かな?」と思い,いつものように屋根に上って弁当を食べようと思ったら,なんと屋根にガルバリウム鋼板が張られているではないですか!
乗っかっちゃって良いものかどうか分からないので,足場の最上段で立ち食いしました.(;^_^A
屋根の高さがちょうど立ち食いカウンター位でよい案配でした.(笑)

昼食後,一人でパシパシ写真を撮っていましたが,工事の人はいつまで経っても帰ってきません.
分譲地内をぐるっと散歩して帰ってきてしばらくすると棟梁登場です.
なんでも親戚の店が泥棒に入られたそうで,そちらに行ってから来たそうです.
最近の泥棒はやることが派手で,壁を壊してショーケース内の品を取っていくそうです.
ガラスには警備保障会社のセンサーがついているのでこちらは壊さず,また,店内に侵入してもセンサーに反応するので,手だけ突っ込んで取っていったそうです.
警備保障を付けても万全ではないって事ですね….
ガラスを切って室内に侵入された方が,壁を壊されるより被害が小さいかも…,

しばらく棟梁と話をしていたら,板金屋さんが登場しました.
屋根を葺いていたところ,必要なパーツが足りなくなってしまい,店まで取りに帰っていたそうです.
この方とは初対面でしたが,気さくな人で,作業中見学していると,色々なことを教えてくれました.

あと,前回からの変化として,2Fにサッシ枠が付けられ,ガラスが入っていました.
こちらの写真もアップしておきます.
当日は1F書斎のはめ殺し部分にサッシ枠を施工していました.

【屋根】

Photo Image
現場に着くとガルバリウム鋼板が葺かれていました.
まばゆいですね.
触った感じツルツルした風でもなく,乗っても大丈夫そうでしたが,作業中かと思いやめておきました.(最終的には乗っちゃいましたが…)

Photo Image
ガルバリウム鋼板同士の接合部のアップです.
鋼板の厚さは0.4[mm],立てはぜ葺きです.

Photo Image
施工途中の箇所です.
アスファルトルーフィング(写真の緑色のザラザラしたシート)ごと構造用合板に金物で固定されています.
このアスファルトルーフィングは熱によって軟化し,上から葺いたガルバリウム鋼板と密着するんだそうです.
確かにこの状態の鋼板はペコペコしていて,ちょっと頼りなげでした.

Photo Image
今まで気付かなかったんですが,内部には断熱材が施工されていました.
過去に撮影した写真を見ていくと,03/16/2003の時点では施工されていたようです.
断熱材は50[mm]厚のスタイロフォームです.
この部分,契約図面では,
ガルバリウム鋼板
アスファルトルーフィング
野地板
スタイロフォーム
となっていますが,棟梁の話によると実際の施工は,
ガルバリウム鋼板
アスファルトルーフィング
構造用合板
スタイロフォーム
アスファルトルーフィング
野地板
となっているそうです.
棟梁曰く,「Hydeさん体格良くて,来ると屋根に上って弁当食べるでしょ.家ができてからも屋根に上るでしょ.頑丈にしといたからさ!」だそうです.
この部分は,上棟後の天候不順が予想されたことから,野地板とアスファルトルーフィングを先に施工してあったわけですが,棟梁から,断熱材であるスタイロフォームをタルキの間に施工していくより,ガルバリウム鋼板直下に施工した方が断熱効果が高くなると予想されるとのことで,順番を入れ替えるつもりであると聞いていました.
しかしこうすると,スタイロフォーム自体強度のあるものではありませんから,直にガルバリウム鋼板を葺くと,屋根に上った時に鋼板がたわんでしまいます.
多分鋼板自体の固定もうまくいかないのでしょう.
そこで構造用合板をかませ,合板の防水のためにアスファルトルーフィングを施工したものと思われます.
「二回屋根葺いたようなモンだよ.」と棟梁が言っていましたが,これは確かにしっかりしてます.
屋根に上ってみましたがビクともしませんね.
多分飛び跳ねても問題ないでしょう.(やっていませんが…)
屋根はHydeのお気に入りの場所になっていますから,ありがたいかぎりです.

Gallery
ガルバリウム鋼板葺きをじっくり見せていただきました.
写真はエッジの処理です.

1.裏から軒先の位置をマーキング 2.折り返しを見越して余分を切断
3.やっとこのようなもので直角に折り曲げてから… 4.工具を裏返してかしめていきます
5.最後に角に向かってかしめていき 5.完成です

Photo Image 緑道の階段から,家の北側を撮影してみました.
ガルバリウム鋼板のたてはぜ葺きが幾何学模様となって,なかなか見た目も楽しいです.
Photo Image 電動工具でガルバリウム鋼板を切断している動画です.
色々な工具があるものですね.

AVIファイル(2,743,080 バイト)

【窓】

Photo Image
サッシにガラスが入っていました.
減額案で単板ガラスになりそうだったところを,どうにかペアガラスを死守した経緯がありましたので,実際に入っているのを見ると感慨もひとしおです.
世間ではLow-Eとか,トリプルガラスとか,ガスを封入したものとか,高性能のガラスが注目されているようですが,Hyde達にはこれが精一杯です.

Photo Image
母屋側の2F室内から離れ側を撮影してみました.
ほとんど全面ガラスですね….
この開放感は気持ちいいです.

Photo Image
離れ側の2F室内から母屋側を撮影してみました.
母屋側の写真と比較すると薄暗く感じるかもしれませんが,実際には暗い部屋という印象は受けませんでした.
日がサンサンと降り注ぐとはいきませんが,開口部が多いので開放感もあり,将来デッキや壁が完成すれば,その表面での反射光も入ってくるであろうと予想されます.

Photo Image
1F書斎のはめ殺し窓(右側)にサッシ枠を取り付けていました.
この窓のところにデスクを置く予定です.
はめ殺し窓はなくても良いかと思った時期もありましたが,やっぱりあって良かったです.

Photo Image
【外壁窓枠】で問題が発覚した2F床とデッキの間のサッシ枠と,その原因となったデッキ用金物を留めているボルトです.
現場で測ったら,サッシ枠は梁から60[mm]程出っ張っていました.
フローリングの厚みは35[mm]ですから,25[mm]の段差ができることになります.
この対処法はN建築士から提案があったのですが,現場で棟梁と確認したら,どうも1Fからの見た目は良くなさそうです.
棟梁からの提案で対応策を一つ,Hydeの希望とする対応策を一つ,先日メールにてN建築士に伝えてみました.
さて,最終的にはどのように収まるか?
ちょっと気になるところです.


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