Planning50 【上棟時打合せ】

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上棟工事も無事終わり,上棟式もつつがなくお開きとなりました.(この時の模様はBuilding11 【上棟】をご覧下さい.)
式終了後,現場でN建築士・Y建築士・T社H氏・Hyde・Kumadonで打合せを行いました.
雨こそ降っていなかったのですが,さすがに寒かったです.
Ha-chanはHydeの母が面倒を見てくれていましたので助かりました.

さて今回は,契約時に原設計でFixしておいた変更希望箇所の確認と,契約時(もう2ヶ月半位経っています)から現在までに出てきた要望を打ち合わせしました.
予算関係も少し状況が変わりました.
実はKumadonのご両親から資金援助の申し出がありまして,お言葉に甘させていただきく事にしたのです.
援助していただく分は大きく分けて,

  1. 契約時のオーバー分と地盤補強の増額分
  2. 施主支給に変更した設備や今後必要となる家具等の購入費用
  3. 減額のために仕様変更した部分の復活や変更希望箇所の追加工事費用

に割り振って使わせていただく予定です.


【キッチン】

既製のシステムキッチン(NORITZのEstudio)を入れる点は変更ありません.
ワークトップの高さはHyde・Kumadonの身長にあわせて900[mm]にする予定ですが,ワークトップとコンロの面をフラットにすると,コンロの五徳がさらに高い位置にきてしまうので,中華鍋を振ったりちょっと背の高い鍋を使ったりした場合の作業性が非常に悪くなることに気付きました.
そこでショールームに行って相談したところ,「ちょっと値段上がってしまいますが,コンロはワークトップから50[mm]なら下げることができます.」と案内してくれました.
掛け率を考えれば差額は大したことなかったのですが,問題はコンロ下の収納が900[mm]スパンしか取れなくなり,以前考えていた収納レイアウトを変える必要が出てくることです.
最初Kumadonは「収納が考えていたようにできなくなるから嫌だ!」と言っていましたが,何度かショールームに出向いて検討したところ,「やっぱりコンロが高すぎて使いにくいし,収納の方も何とかなりそうだからコンロの部分を下げよう.」との合意に達しました.ホッ….

減額案で見積から除外し施主支給にした食器洗い機(ホシザキ”BJW-12A”)はキッチン高さ800〜850[mm]に対応とのことですが,ワークトップが900[mm]のキッチンに入れる予定ですので,何らかの方法で高さを調整する必要があります.
また,面材の施工も同時にお願いしたいと考えましたので,見積に戻して,一括で施工していただくように依頼しました.

【バス】

以前N建築士から「ユニットでいこうと思います」との提案がありました.(【実施設計打合せ#3】参照)
Hydeとしては特に不満はなかったのですが,Kumadonは「ユニットバスののっぺりした壁が好きでない.タイル張りにしたい!」とのこだわりを持っていたようです.
予算的な問題もあり,Hydeが「タイルにしたら目地が汚れるし,2Fにバスを施工するのだったらユニットバスの方が水漏れの心配もいし,第一タイルなんて見栄えだけじゃないか!」と突っぱねていたことももあり,今までN建築士に希望として伝えてはいなかったのですが,今回の資金援助でこのこだわりに火がついたようです.

Hydeも手持ちのカタログで壁がタイルのユニットバスを探してみたのですが,見つけることはできませんでした.
Kumadonは数社に電話をして問い合わせたようですが(積極的に自分から行動を起こすなんて珍しいです),タイル張りのユニットバスはないとの返答をもらったようです.
バスの壁をタイル張りにしたいのなら,在来工法で造ってもらうしかなささそうです.(もっと探せばあるかもしれないですが….)

在来工法で造る場合,最も気になるのはコストです.
HydeもKumadonも在来工法で造るとかなり増額しそうであるとの不安を持っていたのですが,「とりあえずダメ元で聞いてみようか?あまりに増額するようならあきらめよう.」ということになり,今回の打合せで希望を話してみました.
「厳しいですネ〜」との否定的な言葉を覚悟していたのですが,意外にも「造ります?」(←疑問というより確認したというニュアンス)の返事が返ってきました.
そういえば打合せの初期段階ではバスを造る話も出ていましたが,「予算的に大丈夫なんですか?」・「2F設置にはユニットの方が安心と聞きましたが….」・「タイルの目地汚れるんじゃないですか?」と在来工法でバスを造るのに否定的な方向で話をしていたのはHyde自身でしたので,Hydeが余り乗り気でないようだったのでユニットバスを提案してくれたのかもしれません.
コスト的なことを聞くと,「余り贅沢な仕様にはできませんが,現在見積もっているユニットバスの値段かちょっと出る位でできると思います.とりあえず見積もってもらいましょう.」というような内容の返事をいただきました.
もちろんその場でT社H氏に見積依頼をしたのはいうまでもありません.

実は在来工法でバスを造ると,天井は屋根の傾斜の勾配天井にすることができます.(ユニットバスでは天井まで含めてユニットですから,勾配天井にはなりません.)
勾配天井にするとバスにもハイサイドライトがつきますし,隣のトイレや脱衣所との間仕切りの一部にもハイサイドライトが施工でき,かなり開放的な水回りになると予想されます.
このあたりは非常に楽しみですので,見積次第ではありますが,是非とも実現したいところです.

【ハイサイドライト】

こちらは減額案でさっくり削除されたところを,一部中止することによってでも残したい意向をお伝えしてあったところです.
夏の日差しが差し込んで暑いのではないかと危惧されましたが,寒い季節になって考えると,どんどん日差しが入って欲しいと思ってしまいます.
夏の日差しはブラインドでカットすることもできますが,予算が厳しかった時には,ただでさえハイサイドライトを残すのも難しそうであったわけですから,さらにブラインドを付けるのはコスト削減に逆行する行為だったわけであきらめたのですが,ちょっと余裕ができたので,ハイサイドライトは契約時に暫定的にFixした通り−即ち全面に復活させ,更に南に面する箇所にはブラインドを付けてもらうように変更しました.
ブラインドも高い位置にあるので,予算的に可能であれば電動にしたいところです.
まあ,高額すぎる場合には手動にするわけですが,参考のため,両方の仕様で見積を取って頂くよう依頼しました.

【水回り点検口】

Hydeが契約図面を見返していた時に,フッと「水回りの点検口はどこにつくんだろう?」と疑問に思いました.
少なくとも図面中に場所の指示はありませんでしたのでN建築士に確認すると,「図面中に場所の指示はしていなかったですが,仕様一覧のところに記載してあります.」とのことでした.
T社H氏は,「入れてませんでした.」とのことでした.

水回りの配管が通る場所は2Fの床下で,この配管部分を隠すために,1Fには天井が付くようになっています.(要はあらわし天井ではない)
配管から水漏れ等が起こった場合,天井またはフローリングを剥がして修理するわけにもいきませんから,1F天井に点検口を設置してもらうことを確認しました.

他にも細かい点をいくつかお願いしましたが,概ね上記の方向でいきたいということになりました.
あとは変更見積次第です.
割り振った予算内でどこまでできるかドキドキものです.


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