【準スタンド体】

「基本スタンド体」が「本体のスタンド能力の化身」として、直接的に作られるのに対し、「能力の効果」などにより間接的に作り出されるスタンド体。そのためこのスタンド体は「基本スタンド体」とは別に持つことができ、そして何体でも作り出せる。(能力の性質や本体の限界にもよるが) また、当然このスタンド体へのダメージは本体には返らない。

物質付与体

物質に能力などを与えることで作られるタイプ。

複写体

複写(コピー)能力により作られるタイプ。つまり物質をコピー紙のようなものとして使い、それにコピーしたいものの形を焼き付けるわけである。その性質上このタイプは外面を真似ることしかできず、中身は物質の素材そのままである。

物体複写体

物体の形を別の物質に複写して作られるタイプ。つまりこのタイプは複写元である「本物」に対する「偽物」ということになる。

→『ラバーズ』が肉をこねて作り出す自分や他のスタンドの影武者、木の人形に触れた者の姿をコピーする『サーフィス』、以上2例。

心象複写体

心の中のイメージの形を物質に複写して作られるタイプ。つまりこのタイプは心の中のイメージを「実体化」させたものということになる。

『ジャッジメント』が他人の願いから作り出す土人形、以上1例。

生成体

物質に能力を「種」のように植え付け、その姿を段階的に成長させていくタイプ。このタイプは「複写体」と違い、内部をもしっかりと形づくる。

物体基生成体

物体から「種」となる「要素」を抽出し、それを与えることで生成されるタイプ。

→男性の血液と女性の肉体から産み出される『ベイビィ・フェイス』の子供、以上1例。

心象基生成体

生成したいものの「概念的イメージ」を「種」として与え、生成されるタイプ。

→本体のイメージによりその姿をコントロールされて生み出される『ゴールド・エクスペリエンス』の生物、以上1例。

封念体

物質に「複写」や「生成」のような明確な能力ではなく、より漠然とした想いである「念」のようなものを与えたタイプ。「念」を与えるだけのこのタイプは「複写体」「生成体」と違い、それを与えた物質の形を変化させることはない。

封念発魂体

そのスタンド使いにとって、特に思い入れの深い物質に「念」が宿ることで、その中に物質独自の「魂」が発生したもの。このタイプはそれを生み出した本体から完全に自立し、本体の生死に関わらず存在し続けられる。

→妖刀『アヌビス神』、鉄塔『スーパーフライ』、以上2例。

封念武器

武器として使える物質に「念」を宿らせることで、それをスタンドに対してもダメージを与えられるようにしたもの。

→『エボニーデビル』が使ったカミソリや槍、以上1例のみ。

物質化体

もともと存在する物質に能力を与える「物質付与体」に対し、もともとは物質として存在していないものを能力により「物質化」するというタイプ。

擬物質

この世界に存在する「物質ではないもの」、例えば「魂」や「スタンド」などを、スタンド能力によって擬似的な「物質」と化したもの。それらを何らかの手段で「絶対化」することで、「絶対の存在力」を与えて物質化する。これら擬物質は本物の物質とは違った特性を備えていることが多い。

記録擬物質

かって「絶対」に起こった事である過去の「記録」を擬似物質化したもの。本編中でのいわゆる「幽霊」がこれに当たる。ちなみに「生物」だけでなく家や道具といった「物」も「記録擬物質」になることができる。(つまり「物の幽霊」も存在する) また生物の幽霊の場合、その「擬似物質の肉体」は変化・成長しないが、その中の「魂」は擬似物質化されておらず、生きていた頃とほぼ同様に精神活動を行える。

→杜王町のあの世とこの世の境目にある「街並み」とそこに住む「杉本麗美」とその愛犬「アーノルド」、『バーニング・ダウン・ザ・ハウス』が作り出したグリーン・ドルフィン・ストリート刑務所内の「音楽室の幽霊」、『アンダー・ワールド』が地中から掘り起こした「過去の出来事の記録再生」、以上3例。

停止擬物質

人の魂・スタンド・記憶を「停止」させることで「絶対」化し、擬似物質化したもの。基本的に、あるスタンド使いが他人からそれらを奪う時に使う。擬似物質化されたそれらは一切の活動を停止し、「眠った」ような状態となる。

『オシリス神』の「魂のコイン」、『ホワイトスネイク』の「記憶DISC」&「スタンドDISC」、『カリフォルニア・キング・ベッド』の「記憶のチェス駒」、以上3例。

運命擬物質

未来に「絶対」に起こる事である「運命」を擬似物質化したもの。「運命擬物質」はそれの示す運命が「実現する」ことで物質化が解け、消滅する。

→人の死の未来を彫刻する石『ローリング・ストーンズ』、以上1例。