3rdDay
 朝起きてから天気予報を見ると台湾のどこを見ても雨マークしかないが、空を見ると少しだけ晴れているところがある。でも台風が接近しており、これから天気がよくなることは考えられないので、動物園は明日に変更して雨が降る前に八仙ウォータパークへ行くことにした。
 MRTを乗り継いで関渡駅に到着。バス停は到着したホームと反対側にあるので跨線橋をわたり逆側の出口1の改札口から出る。バス停にはずらりと人が並んでいた。
 バスの行先は何か所かあるようだったけれど、列は一列になっているので一番前の人に「この列は八仙行きですか」と英語で聞いてみた。「そうです」とのことだったので、列の最後尾に並んでいるとすぐにバスが到着した。八仙海岸ウォーターパークに行くバスは紅13か紅22になる。到着したバスは紅13、この列に並んでいる人はみんな乗るのかを思っていたのに、乗ったのは先頭に待っていた二人だけだった。そんなわけであわててバスに走り乗車した。
 「紅13と紅22は八仙海岸ウォーターパークへ行くのは間違いないのだが途中の経路が違うようだ。」 
 バスに乗って30分ほどで八仙海岸ウォーターパークへ到着。ここがバスの終点ではないようなので、降車のタイミングはそれなりに注意する必要がありそう。駅では小雨模様の天気だったのにここは土砂降りの雨になっていた。それでも我々以外にも窓口に並んでいる人がおり、「こんな雨なのに地元の人も来るのか」とまたまた安心した。料金は身長150cm一般成人が650元 (1750円)、身長120−150cm12歳未満学童適用が550元(1480円)、身長100−120cm6歳未満幼童用が350元(940円)となっている。「大人2枚と子供2枚お願いします。」と言ったところ、KARINの身長を聞かれたので「121cmです。」と言うと、350元のチケットが用意された。多分、小学生は身長が優先になっているのだろう。
 ウォーターパークに入り周りを見ても先ほど一緒に入ってきたグループのほかは従業員の姿しか見えない。ロッカーは1日用(何度も開閉ができる)と1回用がある。ひとまず1回用に着替えのみを入れてカメラなどは持って歩くことにした。
 まずは入り口に近い「幽浮迷航」に乗る。これは4、5人用の大きな浮き輪に乗りチューブを滑り降りてくるもので、スピードもなかなか。途中にトンネルもある。自分で大きな浮き輪を持って上がる必要がないのはなかなかよいので5回以上は乗った。途中で向きを変えようとしても変わらず、多分体重が重たい方がずっと後ろ向きで滑ることになるのだろう。
 そして次は「天地の旅」へ。5つのスライダーの途中にプールがあり、それぞれを繋いでいる。そんなわけで全長が長いにも関わらず、一つのスライダーが短いのでそれほどスリルはない。しかもそれぞれのプールから次のスライダーへ行くには自分の手で漕ぐか、係の人にお願いしなくてはいけない。このスライダーは海岸に近く、また高い位置にあるので天気がよければ素晴らしい景色を見ることができるはず。
 園内には子供用の遊具もあり、貸切でAIAI&KARINが遊んでいた。
 昼食はウオーターパーク内のフードコートで食べる。排骨麺150元(400円)、香酥排骨飯150元(400円)、紅焼牛(月南)飯150元(400円)とプレートランチにしては若干高め。味はそれなり。
 食後はカメラもロッカーに預けてウォータスライダーを楽しむことにした。Aladdin Flying Carpetは、八銭海岸ウォーターパークのWebによると2番目の人気スライダーのようだ。青いマットにつかまり普通のスライダーとは逆で頭を進行方向に、そして背中を上にして滑り降りるスライダーとなっている。
 もちろん浮き輪やマットを使用しない普通のウォータースライダーもある。スピードが出ると途中で体がジャンプしてしまい身体がとっても痛かった。
 さらに癒し系のプールもある。上の写真は1周700メートルの流れるプール。時間にして20分ほど。流れるプールでのんびりと水の流れにまかせていると、時々晴れ間が見えたりして、もしや晴れるのかと期待もしたが雨は降り続いていた。
 帰りのバスは降車した付近で乗ればよいのだろうとバス停らしきものを探してみた。出口からすぐにバス停らしきものがあり、すでに先客が待っていたので一安心。もともと、100人も来場していないと思われる中でバスで来場する人も少ないのだろう。一緒に待っているとスクーターが近づいてきて「○○○」と言っている。でも北京語はわからないので何を言っているのかわからない。これは理解していないなと思ってくれたのか、何と優しいことに英語が話せる方を土砂降りの中連れてきてくれたのだった。「どこに行くの」「MRTの駅までなんです」「じゃあバス停はここではなくて、道路を渡ったところにあるからそこで待っていて」とのこと。
 服もビショビショでバス停にたどり着くと先ほど同じバス停にいたグループの方もそこで待っていた。バス停なので雨をしのげる場所はない。車はびゅんびゅんと通過していく。5分ぐらい待って「本当にくるのかな」とちょっと不安になったところでバスが到着した。昨日からずっと雨が降り続いているので、途中の川は増水しているようだった。30分ほどでMRT関渡駅に到着した。
 駅に到着するとかなり風も強くなってきており、駅の中も雨で濡れていた。MTRを乗り継ぎ、松江南京駅に到着しても雨は降り続いていた。しかしビルの1階はアーケードのようになっておりホテルまでは道路を横断する時を除いて雨に濡れることはない。この辺が、生活の知恵というか台北は雨が多いということなのだろうか。
 ホテルで休憩をしてから夕食の京鼎樓(ジンンディロウ)まで歩くことに。雨は止んでいるものの、台風が近づいていることを考えればまた雨が降ってくるのだろう。旅行に来るといつも手軽なところでフードコートとか屋台とかで食べることが多いような気もするが、台湾に来たからには小龍包を食べなくては。
 京鼎樓(ジンンディロウ)は日本にも店舗があるらしい。でも札幌には店舗がないのでTAKEFamilyはもちろん初来店。店内は意外と奥行がある。人気があるとのことなので多少は待ち時間があると思っていたのに、すぐに地下のテーブル席に案内された。
 まず初めに飲み物を注文する。メニューに生ビールとあるので台湾ビール120元(320円)を頼んでみたところ、ジョッキーではなくて瓶ビールだった。コーラ30元(80円)も注文する。京鼎樓の人気メニューの小龍包ももちろん注文した。
 右上から蝦仁蛋炒飯180元(480円)、小籠湯包:20個で280元(750円)とそのスープ。スープと一緒に食べるらしい。そして、小龍包1セイロ10個入りが180元(480円)。
 こちらは菜肉ワンタン湯(小)110元(300円)。これだけ食べて、飲んで、しかもおいしくて930元(2500円)はとってもお得。
 食事の後はスーパーマーケットへ。市内観光時のガイドの呉さんが「台湾の人はデパートが好きです。でもスーパーはあまりありません。それは夫婦で働いている人が多いので家で食事を作るのではなくて、外食をすることが多いからです。」と言っていた。確かにスーパーはあまり見かけなかったがホテルから10分ほどのところにある「欣欣デパート」の地下にウェルカムスーパーがあったので寄ってみた。今回はおみやげをほとんど1日観光のお茶セミナーと免税店で購入しているのでスーパーでおみやげを買う必要もない。でも、見たところ定番のおみやげの品ぞろえもよく、おみやげはここだけでも十分に思えた。やはりどこへ行ってもスーパーに行ってみるのはとても重要だ。
 「欣欣デパート」の中通側の出口を抜けるとすぐにトイザラスがある。値段は高いのか安いのかよくわからないものの、日本のキャラクターは日本の方が安いような印象だった。台風が接近している平日の夜とあって、デパートもトイザラスもガラガラだった。コンビニでおやつを買ってホテルで食べる。どう考えても太るパターンだ。ちなみにこのアイスは40元(100円)と台湾の食品の値段から見ると高かったけれどとてもおいしかった。

Planning 1stDay 2ndDay 4thDay(Next) 5thDay  アコモ編 

旅行記index