4thDay

 今回の旅行も最終日となった。
 窓から空を見れば一面のくもり空だった。飛行機の時間は16時。福岡空港は、都心部から近く移動時間が短いので、観光する時間がそれなりに確保できるのがうれしい。
 朝食をホテルの部屋で食べてからチェックアウトを済ませ、地下鉄で大濠公園へ向かうことにした。地下鉄の1日切符を購入して天神へ。9時に出発したが、休日なので地下鉄も空いていた。天神地下街もまだ、ほとんどの店が閉まっているので昨日までの賑やかな雰囲気とは対照的だった。

壁ビューの向こうは曇り空 またまた1日切符を購入して 地下鉄で出発した 天神地下街を歩いて 地下鉄空港線へ乗り換え

  地下鉄を乗り継いで大濠公園へ到着。大濠公園一帯は、昔、福岡城があったとのこと。外周、約2キロの大濠池を中心として、その周りには美術館や日本庭園などがある。これだけ広い公園の中を全て見るのは無理だろうと考え、地下鉄駅の近辺を散策することにした。
 入り口を入るとすぐに公園があり、すぐにAIAI&KARINは走って行ってしまった。公園の中には、ブランコなどの遊具があった。札幌から1,000キロも飛んできても、結局は公園で走り回るのが一番よいのだろうか。

2駅で大濠公園駅 普段はどうなのだろう とても静かな雰囲気だった 地下鉄から公園に入り ほどなく遊具があった 遊具のとなりの広場はどんたく演舞場 せっかくなのでスワンボートで公園を散策することに

 池の方を見ると、スワンボートが見えた。外周から見学するよりもボートに乗った方が効率よく見学ができるのではないかと考えて、スワンボートに乗ることにした。30分で1,000円だった。
 スワンボートに乗り、ペダルを漕いでみたところ、これがなかなか思うように進んでくれなかった。二人で必死に漕いでもそれは同じだった。どうも、力まかせに漕ぐよりも、ゆっくりとペダルを漕いだ方が進む速度は早かったような気がする。池をぐるりと1周することができるのではと思ったが、ボートで行ける範囲は池の半分ぐらいだった。
 途中で雨がポツポツと降ってきた。スワンボートは屋根があるので、雨に濡れることはなかったけれど、ボートを返す時間になっても雨は止んでくれなかった。

30分間汗だくでスワンボートの推進力となった 演舞台を見学 雨が結構な降りになってきた
地下鉄で祇園へ
雨は止んでおらず 走りながら博多町家ふるさと館へ(大人200円)

 ボートを降りてから、またまた先ほどまで遊んでいた公園へ。よく飽きないものだ。
 二人がブランコや遊具で遊んでいるので、親は隣にある「どんたく演舞台」へ行ってみることにした。午前中で、しかも天気が雨の中、たくさんの方々が演舞を楽しんでいた。
 しばらく、歌などを楽しんでいると、ポツポツと降っていた雨が大降りとなったきたので、次の目的地であるキャナルシティへ向かうことにした。昨日、ガイドブックを見ながら、最終日の計画を考えていたところ、福岡の古い街並みを再現した「博多町家ふるさと館」があることがわかったので、キャナルシティへ行く前に、そちらを見学することにした。祇園駅の周辺は、たくさんのオフィスビルが立ち並んでいた。一歩、メインストリートから中に入ると、休日と言うこともあるのだろうが、とても静かな雰囲気だった。

昔の博多の町並みが再現されていた お友達おすすめの「かろのうろん」で昼食 まる天うろん 500円 ごぼう天うろん 500円 昼食後はキャナルシテイへ

 雨も降っていたので、博多町家ふるさと館へ走って行くことに。入口で大人200円の入場料を支払い展示コーナへ向かう。中では、明治・大正時代の博多の様子などがリアルに再現されていた。その隣の「町家棟」では、町家が見事に再現されており、当時の雰囲気をしのぶことができた。そして、その隣はみやげ処になっていた。
 ちょうど昼時になったので、昼食はキャナルシティの近くにある創業明治15年の老舗「かろのうろん」で食べることにした。ここは、MAMAの友達がキャナルシティに行くのであればと紹介してくれたところだ。「かろのうろん」は「かどのうどん」が博多なまりで「かろのうろん」になったとのこと。確かに「かど」にあった。
 店に入ると満席だったものの、ちょうど席が空き座ることができた。周りの人は「ごぼう天」か「まる天」を注文しているようだったので、TAKEFamilyも同じように「ごぼう天うろん」、「まる天うろん」、そして「かしわおにぎり」を注文した。昆布だしのあっさりしたスープにこしのある麺がおいしい。「かしわおにぎり」を食べようと思ったところ、AIAI&KARINの二人で全部食べていた。

雨が降っているからなのか おみやげを購入するにもレジで10分待ち 川端商店街を歩いて地下鉄駅まで 途中でパイナップルを見つけた 余裕でキャナルシティを出たはずだったが中州川端駅には14時30分に到着 空港ではお友達が見送りに来てくれていた

 次は、キャナルシティへ。かろのうろんからは、歩道橋を上がると5分もかからずキャナルシティの入り口に到着した。雨が降り続いていることもあって、キャナルシティはとても混雑していた。昼食時間なので飲食店前で待っている人もたくさんいた。さて、到着してから考えるのも変な気もするが、さて何をしようと考えると特にすることもなかったので、ぐるりとキャナルシティの中を見学した。
 ここまで、これと言っておみやげを買っていなかったので、「ザ・博多ギフトショップ」にておみやげを購入することにした。場所を間違えたりしながら何とかB1階にある店へ行ってみると、周りの店に比べて明らかに混雑している「ザ・博多ギフトショップ」を発見した。ギフトショップが混んでいるということは、GW、どんたく開催中と言うことで、多くの観光客が福岡へ来ているのだろうか。
 おみやげを見るのも大変ながら、レジの前がこれまた長蛇の列で、閉園前の東京ディズニーランドを思い出すほどだった。
 外を見れば雨が強く降っていた。とても傘なしで歩けるような雨ではなかったので、どうやって地下鉄まで行くのか考えてみた。来た時は、祇園から歩いてきて、横断歩道橋のアーケードに途中から入ったけれど、まっすぐに行くとどうなっているのだろうと考え、ひとまず中洲川端駅方面へ歩いてみることにした。すると、横断歩道橋の向こうには川端商店街のアーケードが続いており、どうやら地下鉄駅まで雨に濡れずに行くことができるようだった。
 途中でパイナップルなどを食べながら、のんびりと20分ほど歩き中洲川端駅に到着。

お友達推奨の明太子を購入して お茶していると搭乗の時間となった 後はビールを飲んで寝るだけ 帰りは羽田経由 空弁を買って夕食 定刻に千歳へ到着した
MAMAの運転で自宅へ

 そこから15分ほどで福岡空港へ到着した。地下鉄駅から地上に上がるとそこでは、MAMAのお友達が出迎えてくれた。4日間のうち3日間もTAKEFamilyにお付き合いしてくれて、かつ、有益な福岡情報、はたまた、夕食をごちそうになったりと「おもてなしの心」を学んだ旅でもあった。空港でも、「福岡県人が選ぶ明太子ランキングベスト1の明太子はこれ」と、おすすめの明太子を購入した。
 何だかんだとあっという間に搭乗時間となり、制限エリアへ。機内は、70%ぐらいの搭乗率。羽田まではビールを飲んでぐっすりと寝ているうちに到着した。羽田では、乗り継ぎ時間が40分ほどと、空港内をうろうろする時間はないので、搭乗口近くのANAFESTで「空弁」を買うことに。中を見ると崎陽軒のしうまい弁当ととんかつサンドが数個あるのみだった。いかにも売れ残りと言う感じがしたものの、千歳着が20時と言うことを考えると飛行機で食べなくてはと思い、しうまい弁当を3個購入。
 よくあるパターンで、少し先に行くと空弁が山積みになっているショップを発見した。もちろん崎陽軒のしうまいはおいしいが・・・。
 定刻に千歳空港へ到着した。さすがに福岡と比べると肌寒い感じがした。サン駐車場からはMAMAの運転で帰宅。
 「旅行記にお付き合いいただきありがとうございました」

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