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“ハイドロカルチャー”とは?

hydro=水の(ギリシャ語)culture=栽培、耕作(英語)
つまり、水栽培・水耕園芸のことです
ポトスとシンゴニウム
ハイドロカルチャーでは土の代わりにハイドロコーンなどの人工園芸用石を使います。よって、虫の発生などの恐れが少ないので、室内におくインテリアプランツに最適です。(テーブルの上にも置けます)世話は週1回程度の水やりでいいので心配せずに旅行にも行けます。また、室内に植物を置くことにより、湿度の調整や空気を浄化する機能も期待できます。

ハイドロカルチャーに適した植物は、ホームセンターなどで安価に(小さいものなら150円くらい〜)手に入りますので、ガーデニングは厳しいけどちょっと何か育てたいという方にはぴったりの栽培方法なのです。
用意するもの
栽培容器 ハイドロコーン
↑ハイドロコーン
底に穴のないグラス、カップ等で植物の根が十分張れる深さのあるもの。
100円ショップにも多数有ります。
透明、不透明はどちらでもかまいませんが、透明の方が根や水の残量がわかります。
ハイドロコーン セラミス
↑セラミス
高温で焼き上げた園芸用の石のこと(粒は砂利状)。
保水力があり、多孔質で空気を多く含むため水耕園芸に適しています。
ハイドロコーンの代用として、セラミスやセラミックボール(細粒)も使えます。
ビー玉やビーズは綺麗ですが、空気を含まないため根が張る部分には不向きです。
表面のディスプレイ用に使ってみてはいかがでしょうか。
根腐れ防止剤 焼成ゼオライト
↑焼成ゼオライト
セラミスと似ているが、ゼオライトは鉱石のため硬い。
セラミスはしっとりしているがゼオライトはドライです。
商品名でいうと“ミリオンA”“焼成ゼオライト”等があります。
ただし、水をやりすぎたり温度管理が悪いと、これらを入れても腐ります・・・。
セラミックボール セラミックボール
↑セラミックボール
容器内の水分子を活性化させ、根腐れ防止や発根を促進してくれるそうです。
私の経験上、根腐れ防止剤と併せて使った方が効果があります。。粒の大きさは大・中・小があるので、容器の大きさによりチョイスしてください。
ハイドロカルチャー培養液 ハイドロカルチャー培養液
↑ハイドロカルチャー培養液
新しい根が生えてきたら水切りし、培養液のみに変えるといいらしいです。
これも少々お高い(1本400円くらい)ので、私の場合、すべての植物に使うと1ヶ月数千円になってしまうため時々しか使っていません。
春〜夏にかけては適宜“ハイポネックス”などの液肥をあげれば十分です。
水位計
不透明の容器の場合、水のやり過ぎを防ぐために必要らしいです。
ただし、少々お高い(1本700円前後)ので私は使っていません。
木酢液(竹酢液)
ハイドロコーンの表面が乾き始めるとカビ(のような物)が見えることがあります。この場合、清浄を保つため、希釈した木酢液を霧吹きしましょう。
葉艶を良くする効果もあります。
※希釈濃度は商品の説明書をよく読んでください。


ハイドロカルチャーを美しく保つコツ
ハイドロカルチャーを仕立てたばかりの頃は、その出来栄えに見惚れていたり(私だけ?)、元気にしてあげようと直射日光に当てたり、水をジャンジャン与えたり過保護にしがちです。
でも、そんなことを続けていると、根腐れがおこり、アオコが発生してしまいます。
逆に放置したままでは、手間のかからないハイドロカルチャーでも枯渇やカビの発生が現れ観賞に耐えなくなってしまいます。
スージーが克服した(それ程のことでもないですが)ハイドロカルチャーを美しく保つコツを紹介します。
 ハイドロカルチャーは直射日光に当てない!
初夏から初秋の強い日差しに当てることは厳禁です。葉が火傷をし、根が茹で上がってしまいます。
明るい日陰がベストです。(植物により一日中日陰でもよいものもあります。例:ミリオンバンブー)
問題は冬場をどう乗り切るか、なのですが、ハイドロカルチャーに適した植物は亜熱帯から熱帯原産の植物が多く、寒さに弱いことをご承知ください。
私は冬場、植物のためにカーテン越しの日差しに当てています。
この場合、デメリットとしてアオコが容器や石に発生してしまいます。
特に透明容器で栽培している場合は容器全体にアオコが出て汚くなります。
対策として
@アオコは植物自体にたいした害はないので、そのまま冬を越させ、春先に容器と石を洗い植え直す方法。
Aハイドロカルチャーを暖かい部屋に置くが、日光には当てない方法。
アオコとの戦いは上記のどちらかだと思います。
いずれにせよ、冬場は植物の成長が殆ど止まるのでゆっくり休眠できる環境を作ってあげてください。

 ハイドロカルチャーには葉水をあげよう!
年間を通してハイドロカルチャーには葉水を与えてください。
与え方は空気の乾燥具合により、週1回以上、霧吹きで万遍なくあげましょう。
この時、前述した木酢液(または竹酢液)を数滴混ぜて霧吹きすると、カビ防止効果があります。
用土(石)表面にもたっぷり与えてください。

 ハイドロカルチャーは植替え自在!
ハイドロカルチャーはインテリア・プランツです。
好きな容器、植木鉢にきれいな用土(石)を使って寄せ植えを楽しんだり、人形を置いたりして小さな世界を楽しめます。
春(3月下旬から4月)と秋(9月下旬から10月)は植替えに適した時期です。
自在に植替えを楽しみましょう!
植替え時は根を傷つけないように洗い、植替え後3日〜1週間は日陰に置きます。

 ハイドロカルチャーが伸びすぎたら挿し木、挿し芽をしてみよう!
ポトスなどの蔓が伸びる植物は、状況に応じて途中で切り、挿し木をしてみましょう。
こんなことを続けていると、家中がポトスだらけになってしまうのですが、それも楽しいですし、手軽なギフトに仕立てることもできます。
挿し木のやり方は
@葉を数枚残し茎を切る(根が出ているものがよい)
A3日〜1週間水に挿し、発根を待つ。
B発根後、用土(石)に植える。(用土は水をくぐらせた湿った物を使う)
※多肉植物の挿し芽は上記に非ず。後日記載予定です。

 根腐れしても捨てないで!
ハイドロカルチャーをふと見たら、根が真っ黒になっていることがありました。
これは透明容器で育てていたのでわかったのですが、たいへんな驚きでありました。
でも、葉が枯れていなければ、植物は大丈夫、復活します!
@用土(石)と植物を取り出し、両方をよく水洗いします。(洗剤なんか使ってはいけません!)
A新しい根腐れ防止剤と洗った用土を入れ、きれいにした根をやさしく分散させ植え替えます。
余裕があったら何故腐ったか考えてください。(水のあげ過ぎ?容器が合わない?用土が悪い?)

コツなのか何なのか分からなくなってしまいましたが、「汚れたら洗う、仕立て直す」という感覚で、出会った植物と長く楽しくお付き合いしていただきたいと思います。
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