長野県西部地震の被害
 昭和59年9月14日朝、木曽郡大滝村付近にマグニチュード6.9という大地震があり、地元大滝村では空前の土石流により大きな被害となりました。続いて15日朝7時14分、マグニチュード6.4という余震が発生、この余震により阿智村では伍和古料の小山八幡社の石の大鳥居の貫と束が落下し、貫が数個に折損という思わぬ被害となりました。

 この大鳥居は、昭和10年11月の建立で、飯田下伊那で最大の鳥居を建てようという氏子の念願で造立したもの、地元にはこの鳥居の造立に協力した人々が現存しています。長さが5メートルもあるこの貫は、復旧するには石材もなく、秋まつりも近いこと、放置すれば危険でもあるので、鉄筋コンクリートによって見事に復元し、秋祭りを無事執行しました。  (S59・9)
 
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