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■ Excel豆知識8



 8-1 OR関数
 OR関数は「論理関数」に分類されます。

論理関数は、IF関数、AND関数、OR関数、NOT関数、TRUE関数、FALSE関数のわずか6つの関数で
構成されます。この中でも中心的な役割を果たすのはIF関数で、それにAND関数やOR関数と他の
ジャンルの関数を組み合わせて使用します。


OR関数は、引数で指定した複数の条件のうち、いずれかが正しい場合TRUEを返します。すべ
ての引数が正しくない場合にFALSEを返します。

=OR(論理式1,論理式2,・・・)のように使います。
(入力の仕方は豆知識8ブックの「OR関数」シートをご覧ください。)
OR関数
[説明00801]




IF関数とOR関数
[説明00802]


IF関数は=IF(論理式,真の場合,偽の場合のように使います。

=IF(OR(D31<70,E31<70,F31<70),"不合格","合格")

上記の式で言えば、赤字のOR関数の部分の論理式が正しい場合は「不合格」と表示しなさい、
正しくない場合は「合格」と表示しなさい、ということです。

IF関数のネスト
[説明00803]

 このように、複数の条件があって、IF関数の引数の中にIF関数を使うようなことをネストと
いいます。IF関数のネストは最大7つまですることが出来ます。
IF関数をフローチャートで
[説明00804]



 AND関数は、すべての引数が正しい場合TRUEを返し、1つでも正しくない引数があるFALSEを返します。

=AND(論理式1,論理式2,・・・)のように使います。

上記の「1科目でも70点未満なら不合格」ということは「3科目とも70点以上なら合格」
ということと同じです。
AND関数
[説明00805]


 このように、同じことを表現するにも、何通りものやり方があります。自分がやりたいこ
とに一番適当な方法を考えるようにすればいいと思います。
このIF関数は仕事でも、さまざまな場合に利用出来ます。条件によって、違う結果を表示し
たい場合が出てきたら、IF関数を使うことを考えてください。

では、次は「COUNTIF関数」です。
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