カレンダー表

■ Excel豆知識7



 7-2 MONTH関数
 MONTHは「月」の数字を求める関数です。

シリアル値(またはシリアル値が入力されているセル)を引数として入力し、そのシリアル値に
対応するを返します。戻り値は 1〜12(月)の範囲の整数となります。

=MONTH(B18)とか=MONTH("2005/5/16")というように、引数には正の数値(シリアル値)のほ
か、"平成17年5月16日"や"H17.5.16"のような日付を表す文字列を指定することも出来ます。
指定された文字列は、自動的にシリアル値に変換されます。
MONTH関数
[説明00710]

 この関数の仲間には
	YEAR関数:シリアル値から「」を抽出します。
	 DAY関数:シリアル値から「」を抽出します。
     WEEKDAY関数:シリアル値から「曜日」を抽出します。
 などがあります。
YEAR関数 DAY関数 WEEKDAY関数
[説明00711]

 ここで、年、月、日については想像通りの戻り値が返ってきたと思います。ただ、WEEKDAY関数
は「曜日」そのものではなく、数字でしたね。

今度はそれについて少し説明をしようと思います。

WEEKDAYは「曜日」を求める関数です。

シリアル値(またはシリアル値が入力されているセル)を引数として入力し、引数[種類]の指定に
従って、そのシリアル値に対応する「曜日を表す整数」を返します。
戻り値は1〜7(または0〜6)の範囲の整数となります。

=WEEKDAY(B18,2) とか =WEEKDAY("2005/5/16",1) というように使います。

これはWEEKDAY(シリアル値または日付文字列、種類)で後ろの一桁の数字は「種類」を表します。
WEEKDAY関数の引数と戻り値の違い
[説明00712]


 では、このMONTHWEEKDAYがカレンダー表にどのように使われているのでしょうか。
カレンダー表に使っている条件付き書式
[図00713]

 [図00713]はC34セルに設定されている条件付き書式です。

条件1には=MONTH($B34)<>MONTH($B$4)という数式が入っています。

[図00713]で =MONTH($B$4)は 4/1の「月の数字」ですから4です。
また、 =MONTH($B34) は 5/1の「月の数字」ですから5です。

=MONTH($B34)<>MONTH($B$4) の「<>」という部分は「左辺と右辺が等しくない」という意味です。
5と4は等しくありませんから、この条件が成立します。
条件が成立したときに設定しているのが「フォントを白に」という書式です。
カレンダー表に使っている条件付き書式
[図00714]

条件3には=WEEKDAY($B34)=7という数式が入っています。
[図00714]で =WEEKDAY($B34) は土曜日ですから7です。
(WEEKDAY関数の「種類」が省略された形で、種類の「1」の設定になります。)

本来なら、=WEEKDAY($B34)=7 の条件が成立して、薄い黄色が34行に着くはずですが、条件付き
書式の優先順位は条件1、条件2、条件3となっているために、条件1のフォントが白が優先されて
しまい条件3の薄い黄色は無視されます。

4/24がある27行目は=WEEKDAY($B27)=7の条件が成立して、パターンが薄い黄色薄い黄色になっ
ています。


条件2に使われている関数については、次回ということにしたいと思います。
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