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Inside Farming Vol.147


まだ、やるの?お勉強


 園主がチャレンジしている某資格試験の話題。

 9月下旬、その2次試験の結果発表があった。僅かな望みをもって3次試験の準備もしていたのだが、結果は敗退である。さすがに、発表から一週間ほどは虚脱状態になってしまった。しかし、何時までも嘆いてはいられない。そろそろ己の力不足を真摯に認めなければならない。そして、次なるSTEPを踏み出さなければなるまい。

 思い起こせば、猛烈な降雹被害により果樹園が全滅したことを契機に、経営リスク分散のために特許事務所を訪れたのが4年前の8月。勤務地の利便性、オフィスの綺麗さなど、ミーハーな理由も手伝って偶然に踏み入れた特許業界。そして、30後半の新人が業界の常識と知識とを短期間に得るためには、弁理士試験の勉強をするの早道、と考えて始めた受験勉強である。たまたま、その1年前に行政書士試験を数月でパスした経験から、弁理士試験もそれなりに受かるだろうと高を括(くく)っていたのが、この泥沼の始まりである。

 弁理士試験を知った4年前には合格レベルに達するまでの平均学習時間は3000時間、合格者の平均受験年数は5年強と言われていた(年300日一日平均2時間の勉強を5年)。それが、現在は、試験制度の改革等により2000〜2500時間程度、平均4年前後で合格レベルに達するといわれている(それでも、年300日一日平均1.7時間の勉強を4年である)。
 この3年半、こんな園主でも受験生平均の毎日1.7時間は(年の後半の林檎の収穫と年始の剪定で殆ど勉強に手がつかない期間も参入して、全体を平均した場合でも)クリアして勉強しているので、少なくとも1758時間は経過している(1050日*1.7時間)。ここで、園主の年齢や理解力、勉強が途絶える期間があることによる記憶の損失からして、受験者の平均より1.5倍の時間が掛ると考えれば、あと1242時間(3000時間−1758時間)勉強しなければならない。なんと、まだ折り返し地点を廻ったところである。一日2時間勉強してもあと2年も掛るではないか!。来年合格には平均4時間もいるではないか。

 大変なのである。

 そう考えると、もう、いい年齢になる園主は悩むのである。この勉強を続けるべきか、止めるべきか。1次試験の合格で一定水準の知識を得たことを以って満足し、実務に傾倒すべきかどうか、家族サービスに邁進すべきかどうか。

 そして、2次試験の結果発表から10日経って、やっと、もう一年やる決意を固めました!(と、このWEBで発表することにより、有言実行です)。お勉強計画を立てなければ・・。

 ところで、最近、この試験受験生のblogをよく目にします。若いうちに有望な資格に気がついて、黙々と勉強することができる優秀な若者が多いですね。素晴らしいことです。(2004/10/5)



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