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Inside Farming Vol.53 (Japanese)



雹被害その後・・就職は特許事務所

 職安から帰って、さっそく電話して私が訪問したのは特許事務所だ。どうして特許事務所に興味を惹かれた雹の被害一週間後のかというと、行政書士が扱う事ができる文化庁に対する著作権登録などと特許出願事務がなんとなく近い仕事のような漠然とした印象を持った事、弁理士という資格士業の事務所の運営を経営を見てみたかった事、それから最近話題のビジネスモデル特許などに関心があった事などが主な理由だ。
 実は求人票を見るまで松本に特許事務所があるなんて事は全く知らなかった。そして特許出願などの代行をする弁理士という職業についても全く知らなかった。そう言う資格があるということ程度の認識しかなかったのだが・・・。

 訪問してみると、そこはまだ築数年という新しい6階建てのオフィスビルの6階。フロアはシリコンバレーのオフィスみたいに(っても行った事はないが・・コンパートメント・スタイルというのかな?)個人のデスクごとに間仕切りで仕切ってある。机の上にはコンピュータが一人一台。その他にも(後で知ったのだが特許庁への電子申請用に)コンピュータが数台並んでいる。奥の方には書類整理のための大量のキャビネットが整然とある。閑静で都会的なオフィスは入った途端に気に入ってしまった。
 弁理士である所長(私よりは年上だがまだお若いようだ)にお会いして仕事の内容や弁理士についてお聞きすると更なる興味も沸いてきた。フルタイム勤務でなくても良いというし、社会保険も適用されるようだし、ここで働かせてもらう事にしよう!!。労働条件の細部の詰めはあるが、初めての訪問で気持ちは就職に固まった(・・・もちろん所長が雇ってくれればだが・・・)。

 数日して採用が決定。この不況の世の中で興味のある仕事に就けたのはなんという幸い。しばらくここで一生懸命頑張る事にしよう(心配してくださった皆さんありがとうございます。働き口見つかりました)。
 そういえば就職に際して所長に「弁理士試験も視野において工業所有権の勉強をしてくださいね」と言われたような気がするなあ。我が果樹園は来年の収穫作柄にも大きな不安を抱えている現状だから、ここは2年くらいのスパンで勉強もしてみることにしよう。

 ところで弁理士試験ってどんなの?調べれば調べるほど「超」難関だという事が分かってきた 
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