Planning44 【工事請負契約 基 打合せ#1】

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いよいよ建築工事請負契約を結ぶ段になりました.
予定では地鎮祭の終了後”いざ契約!”となるはずだったのですが,【減額案#3 打合せ】【追記】にも書きましたとおり,送ってもらった見積書を見て腑に落ちない点がいくつかあったのと,契約書の約款部分を事前に入手できずチェックしていなかったので,地鎮祭後はN建築士のお宅でT社のH氏を交えて打合せというか確認を行いました.(地鎮祭についてはBuilding03 【地鎮祭・地縄張り・遣り方】をご覧下さい.)

地鎮祭前日に送ってもらった見積で大いに気になった点は,

です.


【梁上笠木水切りの施工量】

この件に関しては,Hydeの要望がT社にうまく伝わっていなかったことに起因したからであったようです.
T社の見解 梁は屋外で雨に当たるであろう全ての箇所を拾った
つまりデッキ材が張られない部分も施工量に算入してある
Hydeの希望 デッキ材が張られ梁のメンテナンスができない部分は水切りが欲しい
つまりデッキ材が張られない部分は減額のために施工しなくて良い
Hydeの意図を分かってもらえたようで,施工量を見直して再見積して貰うことになりました.


【ペアガラスの値段】

この部分はT社の最初の見積が指定されたペアガラスで見積もられておらず,N建築士の減額案では単板ガラスにする方針が出され,価格は参考価格として出されたもので,単板ガラス→ペアガラスの差額は+約60万円でした.
その後Hydeの逆提案でペアガラスを復活して貰いたい旨を伝えた箇所で,最終的な見積金額は予想(+60万円)を大幅にオーバーする+100万円となっていました.
打合せの時に「何でこんなに増額してしまうのか?」と確認しましたが,その場ではすぐに分からないとのことした.
T社H氏は,「以前の参考価格の時より安く入手できる目処が立っており,その分の価格を反映させて自信を持って出した見積なのに…」とちょっと困惑ぎみでした.
取り敢えずこの金額のままでは全ての箇所をペアガラス仕様にすることは予算的にかなり厳しいので,部分的な採用も視野に入れて,全ての窓について単板ガラスの見積とペアガラスの見積の2つを取って貰い,値段を比較しながらの採用を検討したいと伝えました.
N建築士は「再見積を出すのに時間がかかりますから,今回の見積で契約しておいて,あとから変更見積を取って対応するか,一旦単板ガラスの見積(現見積から約100万円少ない金額になります)に戻し,目標予算内で変更工事用の予備費を計上しておき,その金額で契約してから変更見積を取って対応したらどうか.」との意見でした.
Hydeとしても融資関係で契約書が必要な時期になっていますので,概ねその提案には賛成なのですが,金額が大きいので多少及び腰になってしまいます.


【デッキ下コンクリートを砂利敷きにする際の価格差】

N建築士との前回の打合せの時に決断した本件ですが,予想では20万円以上の減額効果を見越していたのが,実際には12万円程しか減額されていませんでした.
施工方法を確認したところ,言い方は悪いのですが,転圧後に単に砂利を撒くだけであるとのことでした.
Hydeとしては転圧後に雑草等の除去シートを敷き,砂利も流れないように対処して欲しいのですが,そこまでの施工ではなさそうです.
コンクリートでの施工なら配筋が入り,雑草が出てくることもなく,途中流れた砂利を補充する必要もありません.
12万円も大きいのですが,施工面積を減少させてコストダウンを計りつつ,主要部にはコンクリートを打ちたい旨を伝えました.
N建築士は,「砂利敷きの単価がずいぶん高いですね.私の指定した石はこんなに高くはないはずです.指定した石は安いものを色々探して見つけたものですから….指定したもので見積直してもらいましょう.」と提案してくれました.


その他いくつかの確認と意見交換をしましたがN建築士のタイムリミットになってしまい,Hydeとしても契約書の約款の確認もできていない状態では契約書に判を押すことができませんので,N建築士の判だけもらい,T社と翌日話し合い&契約する日を設定することにしてお開きになりました.


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