Planning40 【相見積の結果】

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前回の打合せ(【見積要項書の再確認・打合せ】参照)で具体的内容が決まりましたので,5社に相見積を依頼してありました.
当初の予定では相見積参加は5社.
そのうち1社が他の仕事との兼ね合いで見積参加できるかどうか不明とのことで,押さえに1社に声をかけてあったそうなのですが,参加が不明だった1社が見積に参加でき,また,押さえの1社も手を挙げたそうですので,都合6社による相見積となりました.
見積期間の予定は2週間だったのですが,参加不明であった1社の都合を勘案して,当初の予定を1週間延ばし,3週間の見積期間に変更となりました.

さて数日前,「そろそろ見積できてきているだろうけどどうなっているのかな〜?」と思っていた矢先にN建築士から”見積状況”と題するメールを頂きました.
部分的に紹介します.

さて、見積の状況ですがおもわしくありません。。。。。。
少々覚悟して読んでください。(^_^;)

3社が辞退、1社が遅延、現在手元に2社分しかでてきていない状況です。
しかもその2社ともかなり予算オーバーしています。
大抵の予算オーバーは驚かないのですが、今回は過去最高記録の見積辞退と予算オーバーでして、なかなか手強そうです。

提出が遅れている1社は見積提出の前日にコンピュータがパンクしたとのことなので、PCを復旧させて遅くとも日曜日までには見積を用意していただくことになっています。
同時に見積にかけていた当方の別案件はこの業者が最安値だったこともあり、まずはこの業者に期待したいと思っていますが、念のため他の業者も交えて内容を見直して再見積を出すことも検討しています。

<中略>

いよいよ、設計で最もつらい場面になってきました。
必ず予算との折り合いはつけますので、なんとか力を合わせて乗り越えましょう。

以前N建築士は「見積は各社でずいぶんばらつきますから,\1,000万くらいのオーバーには驚きませんよ.」と言っていたのですが,今回の「 大抵の予算オーバーは驚かないのですが、今回は過去最高記録の見積辞退と予算オーバーでして、なかなか手強そうです。」の一文を読んだ時血の気が引きました.

3社が辞退した理由は書かれていませんので,技術的に困難な工事になるからか,予算の目標額を聞いて,とてもではないがこの金額にはなり得ないだろうと判断したのか,この仕事は割に合わないと判断したからなのか,その真相は分かりませんが,とにかくHyde達の家を建てる気はないと断られた訳です.
6社にお願いして半分の3社が辞退ですから,Hyde達はよっぽど魅力のない客なんですね….
正直めげました.

出てきた2社の見積も,\1,000万くらいのオーバーには驚かないN建築士に過去最高の予算オーバーと言わしめたのですから,ここから減額していくのはかなり困難な事態であることは容易に想像できます.(Hydeにとっては\1,000万でも気が遠くなります.)
唯一の希望は,見積の提出が遅れている1社が,別の案件で最安値を出してきたという話です.
もしもここが駄目なら内容を見直すことになるかもしれません.
どこまで見直すのか分かりませんが,一番減額に効果があるのは規模の縮小でしょうから,もしかしたら建築確認申請を取り下げて間取りから再考する必要が出てくるのかもしれませんし,仕上げや設備でやれるところまで減額を試みるのかもしれません.
いずれにせよ,「予算内で本当に新居は建つのだろうか?」との不安でHydeもKumadonも頭がいっぱいです.

そんな不安を抱えたまま,久しぶりにHa-chanを連れて土地を見に行ってきました.
土地に立って思うのは,「この土地やっぱり背伸びしすぎたかな〜?」ということ….
土地に来てマイナスの思考をしたことがなかったのですが,ここに来て結構弱気になっています….
今までにも,一人あれやこれやと思い悩んでブルーになっていたことが度々ありましたが(どのあたりでだか分かります?),今回のはダメージでかいです.

土地を後にしてから,「遅れている1社の見積も今日出るというし,せっかくここまで来たのだから,N建築士に連絡取ってちょっとおじゃましてみようか?」とKumadonとも話したのですが,結局連絡は取りませんでした.
最後の1社の見積金額は非常に知りたい内容なのですが,これが駄目だった時のことを考えると末恐ろしくて,「聞きたい! でも,聞きたくない!!」というのが正直なところでした.

家に帰ってHa-chanを入浴させていた時にKumadonが電話を取ってHydeにとりつぎました.
なんと,N建築士からの電話です.
内容は…当然見積の件でした.
まずは先に出ていた2社の見積金額ですが,1社が予算の\1,500万オーバー,もう1社も\1,400万オーバー…とのことでした.
いやはやなんとも….
Hyde達の計画していた家はそんな豪邸なのか!?
こりゃ駄目だわ….

…で,気になる最後の1社の見積ですが,N建築士はなかなか教えてくれません.
Kumadonは聞いちゃったらしいですが,ポーカーフェースを通しています.
「もう,さっさと教えてくれ〜!」 ← 心の叫び
…で,結構じらされた後,やっと教えてくれました.
\400万のオーバーだそうです.
この金額を聞いた時,「おっしゃ!いける!!」と小躍りしたくなりました.
N建築士はこう続けました.
「見積を見たところ,見積洩れ等もないようですし,施工に関しても安心できる会社のようですから,ここが本命になると思います. 早速減額案を作成しますので,近い内に打合せをしましょう.」(…と言うような内容だったと思います. 電話だったしちょっと興奮していたので,少し違うかもしれません.)

…そうなんですよね.
これからこの\400万をあちらこちらから減額していかなければならないんですよね….
しかし家を建てる時って,本当に金銭感覚が麻痺しますね.
冷静に考えれば,\400万あれば何ができる? 何が買える? これだけ貯めるのにどの位かかる?
\400万といえば大金ですよ.
この分を減額しなきゃならない!
Hydeは結構こだわり強い方だし(自覚あります),Kumadonは「あんまりこだわらない」と言っている割りには「絶対嫌だ!」と言う言葉が頻繁に出てくるし(自覚がないからよけい怖い),HydeとKumadonのこだわりのベクトルはほとんど一致することはないし….
まだまだ一波乱も二波乱もありそうです.

しかし最後の1社,よく頑張ってくれました!(まだ会社の名前も聞いてない…)
もうあなたに決まったようなモンです.
だからお願い!
もう少し予算に近づくようにしてください!

しかし同じ図面を見て見積もっても,本当に\1,000万以上も見積金額が違ってくるんですね….
建築費って本当に不思議です….


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