Living43 【書斎デスク】 05/03/2004

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先日の【フローリングワックス#4】でようやく床が見えるようになるまでの約8ヶ月,ずっと書斎が片づかなかったのですが,これはHydeが無精で整理整頓するのが苦手であるという理由(ほとんどこれなのですが…)以外に,引っ越しの時に書斎のデスクを処分ししまい雑多な物を納めるべきスペースが無かった…というのが言い訳になっていました. (;^_^A
昨年の秋頃でしょうか,方々の家具屋に行って書斎のデスクを物色しまくったのですが,どうもピンと来る物が見つからなかったんです.
コレなんてまあまあイメージに近いからそろそろ決めちゃおうかな〜?」なんて思っていたところ,Hydeの大学時代から友人の山ちゃんから”転居しました”メールが届きました.
山ちゃんは木曽で家具を造っているというのは聞いていたのですが,とうとう独立して工房を開いたと言うではありませんか!
Hydeとしては,イマイチ積極的に購入意欲が湧かない既製品のデスク(…といってもなかなか良いお値段します)をポンと購入してしまうより,古くからの友人が自分のために心血を注いで造ってくれたデスクを一生使い続けていきたい…と思ってしまったんです.
今年になって山ちゃんが新居に遊びに来てくれた時,実際に部屋を見てもらって具体的な要望を伝え,書斎デスク製作が始動しました.
Hydeの要望は次のような内容です.
最初に送ってもらったイメージスケッチ(山ちゃん作)です.
これら(上下の写真)は二案出してもらったうちの一つで,実際に製作してもらったデスクのベースとなる物です.

ポイントは何と言ってもデスク本体から引き出されるサイドカウンターで,デスクの向こう側からKumadonがちょっとした書類を書いたりできるスペースとしても使えるます.
また,整理整頓が苦手なHydeはいつもデスク上に物書きスペースが無くなってしまうのですが,サイドカウンターを常時出しっぱなしにさえしなければ,いつでも物書きスペースがあらわれるという安心感もあります. (;^_^A

3月初旬,デスク部の仕様が確定したので材の人工乾燥をはじめたとの連絡を受け,4月あたりから製作を開始し,配線用の穴の位置,キャスター付き引き出しの仕様,その他細かい変更を電話とメールで打合せし,5月に入ってようやく完成となりました.
05/03/2004に山ちゃん自ら木曽から運んできてくれたデスクと初対面.
早速一緒に書斎に搬入してみました.
書斎の掃き出し窓を外さなければ搬入できない大きさです.
重さも(正確に量ってはいませんが)50[kgw]はあるとのことで,山ちゃん・Hyde・Kumadonの3人がかりでようやく入れることができました.

Photo Image
マウスをのせると写真が切り替わります
材はタモのムク板で,リボスオイルフィニッシュです.
サイズはW1,500×D750×H750とかなり巨大です.
写真上にマウスをのせるとサイドカウンターが引き出されます.

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サイドカウンター裏側はこんな風になっていました.
左右のスライドレールは鉛直方向の荷重を支えます.
レールの中程での耐荷重は70[kg]だそうなので,人が乗ったりしなければ壊れることはないでしょう.実際Ha-chanが乗ってもビクともしませんでした.
真ん中のレールは引き出しが左右にぶれるのを押さえるために入っているそうです.

Photo Image
天板後方には配線用の穴()を付けてもらいました.
コンセントの位置にあわせて穴を空けてあるので,余分な配線がデスク上を這わないのですっきりしています.
この様な穴が天板に3箇所設けてあります.

Photo Image
マウスをのせると写真が切り替わります
場所によってはこんな風に目隠し用の小物を置けば見た目もすっきりですね.

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デスク背面には配線を通すための懐を造ってあります.
背板があるのでデスク前方から配線が見えることはありません.

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PCはキャスター付きの板の上に設置しています.
筐体を開けていじることが多いので,板ごと引き出して広いスペースで作業をすることができます.
PC裏からデスク上に出さねばならない配線は,足下の棚の下にある部を通してデスク背面に抜いて配線します.

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なかなか良い雰囲気でしょう?
まさに男の城ですね!

今回製作してもらった物は, の4点です.
机上棚はデスクの製作の最中にHydeの思いつきで追加してもらったのですが,壁のコンセント等を覆って目だなくすると同時に上部に小物を置くことができます.
いきなりの追加で手間かけさせちゃったけど,とても重宝していますよ! > 山ちゃん
書斎デスクの設計・制作は,
工房 仁 JIN WOOD CRAFT
E-MAIL jinbey.yamashita@nifty.com
でした。


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