Living12 【デッキテーブル作製】 09/27・28/2003

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第二のLDとも言える我が家のデッキは,人が集まればBBQをしたり,モーニングコーヒーを飲んだり,夕食を食べたりと大活躍なのですが,いちいちダイニングテーブルを持ち出すのはちょっとめんどくさかったりします.
以前からデッキ専用のテーブルと椅子が欲しいと思い,家具屋に行ったりネットで探したりしたことは何度となくあるんですが,どうも「これだ!」という製品に巡り会えないでいました.
Building48 【ベンチ収納】で作成してもらったベンチ収納は,計画段階ではこれを椅子として通常使用することは想定しておらず収納に重きを置いていたのですが,完成してみるとこれがデッキで使うのにちょうど良い!
Hyde達の希望の寸法で作成してもらった一品物ですから当たり前と言えば当たり前なのですが….
新たに椅子を買う必要性を感じなくなりましたので残すはテーブルのみなのですが,こちらは相変わらず気に入ったものが見つかりません.
T社S氏がベンチ収納を造った頃から,「Sさ〜ん,ついでにテーブルも造ってよ〜.」と冗談めかして言っていたのですが,実現しないで時は過ぎたのでした.

新居での生活も落ち着いてきたし,いつまで経っても良さそうなテーブルも見つからないので,「いっちょ造ってみようかな?」なんて気になってきていたのですが,「一体テーブルってどうやって造ればいいんだろう?」と根本的なところで引っかかっていましたのでなかなか行動に移せずにいました.
テーブルと言えば天板の角に4本脚が付いていれば良さそうなものですが,4本脚のテーブルに多人数(例えば6人掛けのテーブルに8人とか…)がつめて使う場合,角に近い人はテーブルの脚が邪魔に感じるでしょう.
これが嫌だったのでダイニングテーブルも4本脚を選ばなかったくらいですから,デッキのテーブルもこのコンセプトで行きたかったわけです.

Photo Image
<参考写真>
新居に住むに当たり唯一購入した大型家具であるダイニングテーブルセットです.
円形部分左のお誕生席に椅子を置いても,テーブルの脚が邪魔になることはありません.

さらに難しいことに,ダイニングテーブルはカウンターに寄せて使うのでカウンター側の角に脚があっても邪魔になりませんが,デッキのテーブルは真ん中に置いて使う予定ですので2本脚にするしかありません. (だからいつまで経っても見つからなかったわけです….)
2本脚で安定性があり安価に自分で作れる程度の単純な構造のテーブル…この命題を満たすテーブルはなかなか考えつきませんでした.

先日所用でN建築士が見えた時にこの事を相談したら,ラフスケッチを描きながら「こんな感じにしたらいいんじゃないですか?」ってアドバイスしてくれました.
「さすが〜!」
これなら何とかHydeでも造れそう.
「今度時間があったら材料とか当たってみよう」…そう思ったHydeでした.

Hydeが「今度時間があったら…」と考えた時点で完成は数ヶ月後になるのがいつものパターンなのですが,今回は違いました.
N建築士の助言をもらった翌日(というか当日),Kumadonの職場の人達をご招待して新居のお披露目BBQをしていたのですが,かなりの人数が集まりダイニングテーブルだけでは狭すぎて「ああ,デッキテーブルがあればな〜!」って思っていたところ,残工事できていたT社S氏にKumadonが「昨日N建築士から造り方教わったんですけど〜」と持ちかけたら,「造るの手伝いますよ!」って言ってくれたんです. 条件が揃いました.
この機を逃すといつになるか分かりませんので,早速行動開始です.

まずはS氏のバンに乗せてもらって近所のD○ITに買い出しに行きました.
ベンチ収納と同じメルクシパイン集成材が良さそうだとのことになりました.
天板はW1,800×D910×t30をD800にカットして,面取り加工してもらいました.
脚用の材ですが,N建築士のアドバイス通りに造るには手頃な値段でちょうど良いサイズが見つかりません.
置いてある材のサイズと値段,施工のしやすさ,安定性…売り場でかなり悩みましたが良いアイディアが浮かびました.
W1,800×D300×t30を2枚購入し,W720を4枚切り出してもらいました.
天板と脚を固定する方法はS氏が施工しやすく丈夫な方法を提案してくれましたので,このためのステンレス金物とタッピングビスを購入して帰りました.
D○ITの品揃えはさすがなのですが,ちょっと高いのが玉に瑕ですね….

自宅に帰ってすぐに組み立てを始めました.
Hydeも指金を当てて位置を出し,インパクトドライバーを片手に組み付けていったのですが,S氏手際の良さとは雲泥の差ですね….
Hydeが脚1つを組み上げた時には,S氏の組み上げた脚は天板に固定され,Hydeの脚の完成を待っている状況でした.
なんか手伝ってもらったと言うより,少なく見積もっても2/3以上やってもらっちゃったような気もしますが,どうにか完成させることができました.

早速使ってみましたが,やっぱり自分で造ったものはいいですね〜♪
幅も高さもダイニングテーブルに合わせたので,二つを並べてもピッタリ収まります.
安定性もありますし,上手に造れたのではないかな?
もの造りっておもしろいですね.


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完成したテーブルを翌日撮影しました.
塗装前なので色合いがちょっと違っていますが,ベンチ収納と同じ材を使っていますのでマッチングはバッチリです.

この脚の形状,一応Hydeの閃きです.
形状的に安定感があり,天板より幅が狭いので長辺側から邪魔にならず,短辺側より奥まった位置にあるのでこちらからも邪魔にならない.
なかなか良いアイディアだと自画自賛しているのですが,実は良くあるタイプなのかな?

Photo Image
水が当たるとカビたり反ったりしちゃいますので,お約束のキシラデコールを塗っておきました.
ステンレス金物が露出しちゃったところがちょっと残念です.
今度うまいこと隠す方法を考えよっと.


部材 サイズ等 単価
メルクシパイン集成材 1,820×910×30 14,800 1 14,800
メルクシパイン集成材 1,820×300×30 4,780 2 9,560
ステンレス金物A   160 16 2,560
ステンレス金物B   120 6 720
ステンレス金物C   55 6 330
ステンレスタッピングビス 3.5×25 360 2 720
28,690
(税別 塗料代別)


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