5thDay
 セキュリティチェックの後、搭乗待合室に入るとすぐに搭乗が開始された。しかしセキュリティチェックの前に搭乗券とパスポートをチェックして、それが終わると待合室に入るところで同じチェックがある。10歩も歩いていないのにこのようなチェックは必要なのだろうか。北京までの飛行機はA330−300。事前予約の座席は前後に2席づつ。座席配列は2−4−2の窓側から2席で隣もいないので気楽だ。ほぼ定刻にてチャンギ国際空港を出発した。
これまで2回のシンガポールはANAの利用だったので他のエアラインはわからないものの、0時15分に出発してちょうど眠りたい時間に機内食がサービスされる(寝ている人も起こしていた)。ANAでは夜食が出て(ビニールに入れられ極力睡眠のじゃまにならないように配っていた)、さらに朝方に朝食がでた。
 もしかして、最初に出されたのが夕食で到着前に朝食があるのかなと思っていたが、その後到着までミールサービスはなかった。 
定刻に北京首都空港へ到着した。早朝着だからなのかこれだけ広い空港に到着便は我々だけなのかサテライト内には他の乗客はみあたらなかった。トランジットなので入国審査の手前にある専用のラインへ並ぶ。入国審査と同じようにパスポートにスタンプを押してもらい、さらにセキュリティチェックを受けてから出発フロアへ移動する。今回は国際線のゲート間の移動なのでシャトルに乗ることはなく徒歩での移動となる。2時間ほどあった乗り継ぎ時間がトランジットの手続きが終了した時点ですでに1時間近く経過していた。
 千歳行きの出発ゲートを確認するとサテライトの一番端にあるようなので、時間の関係から免税店などは見ずにゲートまで行くことに。途中の案内板を見るとサテライトのはじまりから搭乗ゲートの端まで徒歩で7分と書いてあった。ちょっと巨大すぎないだろうか。それにしてもサテライトを歩いている時に他の搭乗便の乗客を見ることはなかった。それでも空港のキャパシティが不足しているとのことで新しい空港を建設しているとのこと。 
 ゲートでのんびり待っていると、「スターアライアンスのゴールドメンバー、ビジネスクラス、そして座席番号順に」と、優先搭乗の音声案内がされていた。ゲート前には誰も並んでいない上に、日本であれば、「「ただいまビジネスクラスのお客様をご案内とかみなさんを機内にご案内しています」などとゲート前にいる地上係員がアナウンスしてくれるはずだが、いつまでたっても何も言う気配がないので、こちらから「もう搭乗できるのでしょうか」と聞いたら「どうぞ搭乗してください」と言われた。
 アモイに行くときも目の前にいる職員は何も言ってはくれなかった。いつから搭乗ができるのかは自分の判断になるようなので、優先搭乗がいつ終わるのかのタイミングがわからない中ではちょっと注意が必要。この辺の対応は国により状況が違っているのだろうか。 
 機内で周りを見ると日本語を話している人が多いので日本人が多く搭乗していたような気がする。しかしながらCAは日本路線ながら日本語を話すクルーは一人もいなかった。
 中国語は全くわからず英語も自分の発音がかなり悪いのかWhat kind of meal do you have?と言えばビールがでてくるしでなかなかつらいものがあった。このケースでは、言葉が通じなくても食事の代わりにビールを飲んでいればよいのだから笑い話しになる程度の話しなのだろうけど、緊急事態発生時には安かろうのリスクがあることを感じざるを得なかった。
 定刻に千歳空港に到着した。韓国、タイ(多分チャーター)からの便が同時刻に到着しており、千歳も随分と国際空港らしくなったような感じがする。空港内はGWと言う時期だからなのか外国からの旅行者は少なく日本人が多かったような感じがする。
1月から計画準備を始めた今回のS旅行もあっという間に終わってしまった。計画4ヶ月、旅行5日間。旅行の終わりは、次回もがんばっていけるように節約生活の始まりとなる。
「旅行記にお付き合いいだきましてありがとうございました。」 
 (自宅に着いてスーツケースを見るとあちらこちらでスーツケースがわれていた。Webでは北京首都空港の荷物の雑な扱いがYouTubeにもでていたぐらいなので驚きはなかった。スーツケースにも経年劣化があるのだろうと今回はクレーム処理をせず。)

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