MOVIEtonbori堂

一匹狼の海賊、自由を愛し何者にも縛られない
そんな男と愛する人を助けるために青年は彼とともに
魔の海へ呪われた海賊達と対峙する

パイレーツオブカリビアン

プロデューサー:ジェリー・ブラッカイマー
監督:ゴア・ヴァービンスキー
キャスト:
ジョニー・デップ/キャプテン・ジャック・スパロウ
オーランド・ブルーム/ウィル・ターナー キーラ・ナイトレイ/エリザベス・スワン
ジェフリー・ラッシュ/キャプテン・バルボッサ

良くも悪くもブラッカイマーの映画はヒットするように作られたいわゆるブロックバスター映画といわれるものでそこには作品性とか演技が注目をあつめるとかそういうのは全く無い(笑)と言われている。なんせ「トップガン」「ザ・ロック」「クリムゾンタイド」「ブラックホークダウン」である。いや個人的にはブラックホークダウンとか結構好きだけど(^^;まぁぶっちゃけたことを言えば「アルマゲドン」の人なんである。そういう人と「シザーハンズ」「スリーピー・ホロウ」のデップである。ほんまかいな?と思ったがCM観ると出ている。ので観てきました。いや娯楽映画の王道なんだけどデップのキャプテン・ジャック・スパロウ、彼のキャラクターがすごく楽しげに演じている。どことなく人を喰った態度に抜け目の無いところそして自由を愛する男を飄々とこなしているのだ。これだけでこの映画を観てもいいんではないだろうか?(笑)対する敵役バルボッサのジェフリー・ラッシュもオスカー俳優らしい円熟味で憎憎しい海賊の頭目ながら呪いをかけられ人としての喜びを奪われそれを取り返すために必死になる難しい役をまるで昔見た海賊映画の悪の親玉の観ているような気にさせてくれる。この2人の演技は素晴らしい。そしてスケール、特撮ともに夏の大作として申し分なし。難点を言えばちょっと上映時間が長いってところか。若い二人、キーラはこれからの成長株。これから先の出演作で評価が固まるだろう。今回はお転婆娘をうまくこなしていた。オーランドくんはエルフの王子から一転謎を握るエリザベスを好きな青年役だけどまーこういう毒にも薬にもなんない子ってのはいますよね(笑)ただ彼が居るからスパロウが引き立つし彼なしでは空回りする可能性がある。ようはこーゆう映画には絶対に必要な「宝島」のジムって役どころなんよね(笑)で、この作品夏の大穴だったらしいけど「T3」よりうけたとか(^^;それは両方見て素直にそう思ってしまいまったとさ(爆)しかしよくブラッカイマー作品に出たよなぁ、デップ。未だにうそみたいな気がする。ちなみにあちこちで語られていますがこの役のインスピレイションを受けたのはローリングストーンズのキースだそうな。つーか今度2が出来るなら(多分作りそうだけど)ミックが敵役なんかでも面白いと思うぞ(笑)あと影の薄い監督ヴァービンスキーだがリメイク版「リング」を撮った人とパンフで読んでビックリしました(苦笑)
03.08.13国際劇場にて鑑賞

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