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八華鏡について 
〜 さんまのメモ書き 〜

 安布知神社の八華鏡と全く同じ形のものが大分県から出土しており、「唐華含綬双鳳八華鏡」と呼ばれることを、清原さんという方から教えて頂きました。
 左右に向かい合っているのが2羽の鳳で、唐花と呼ばれる花の上に乗っています。(日本の美術No.42・和鏡第32図参照) 『探史の足あと』では、写真が上下逆ですが、回転すると光の加減で模様がへこんで見えるので、そのままにしてあります。
 
 「唐鏡」から型を取り日本で鋳造した鏡を「踏返(ふみかえし)鏡」といって、踏返鏡の踏返しが地方に流布されたそうです。 現存する八華鏡は全国でも珍しく、ことに奈良時代のものは11枚しか見つかっていません。11枚目は岡谷市で発見されましたが、形が異なっています。