「痒み」「みずぶくれ」「皮膚のがさがさ・ヒビワレ」などは、足の皮膚が真菌を排除しようとして頑張っている形の現われです。
「真菌がついた?」を思ったときは、流水でながせば大丈夫です。流した後、しっかり乾燥させてください。
もともと土壤にいて動物の皮膚や毛の西郷に含まれるケラチンを分解吸収する真菌(カビ)です。
カビは乾燥に弱く、湿気るとふえるので、足を乾燥させることが大切です。
皮膚を強くこすると「垢(あか)」がでます。「垢」は表皮細胞の死骸です。
皮膚の表面には表皮細胞の死骸がかさなりあって、内部を守っています。
その層が非常に厚いのが足底で、細胞を柔軟に守るために水分が供給されているので、蒸れた足に暖かさが加わると「カビがはえる全条件がそろう」ことになります。
ゴシゴシ洗わないで下さい。
軽石でかかとをこすると、かかとの角質はさらに厚く固くなります。
大切なことは、洗うことよりも、入浴後にしっかり水気をふいて、乾かすことです。
入浴後は、角質に水分が多く、外用剤が一番浸透しやすい状態です。
爪は薬が浸透しにくいので、しっかり短く切って、入浴後爪がもっとも柔らかくなっているときに、爪先から液剤(ローション)をさします。
爪表層からは薬剤が浸透しません。
足をいつも乾燥させた状態でいることが大切です。
白癬菌のいる角質が、足について長時間経過するとうつります。
はきものは別々にしましょう。