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ジョンと呼ばれてワンダふぅ〜


紆余曲折の犬選び


シベリアン・ハスキーのブームも下火になり、時はゴールデン・レトリ
ーバーの時代へ移る。
その頃までの私といえば、昔ながらの日本風な雑種にプラスして数
種類しか区別ができないほどの見識だったので、とにかく他の犬種
を"知る"ことから始めた。

情報源は本や雑誌。単行本だけでも数十冊を購入している。
犬選びには結果的に2年ぐらいを費やすことになった。
その間に目移りしていった主な犬種を挙げてみる。

ビーグル → ミニチュア・ピンシャー → シェルティ → コーギー

純粋種の洋犬で比較的小柄な犬を・・・と考えていた変遷である。
コーギーについては最後まで迷いに迷った犬種であったのだが・・・
ある本を手にしたことで、運命的な犬と出会うことになったのだっ
た。(もちろん、ラブラドールに他ならない)
その本とは、草思社から 1994年頃に出版された「この犬が一番」、
著者:富澤勝 1,800円だ。
写真掲載が無く文章とシンプルなイラストのみの構成だったので、
正直購入には躊躇したけれどね。

これまでの決まりきった犬の購入ガイド本に見飽きていた私にとっ
て、この本の中身は新鮮だった。飼い主の環境や条件に合わせて
ケース別に犬選びの方針を示し、尚その忌憚のない内容が大変参
考になった。
そして我が家に適した犬選びの方針が決まる。

  ・室内で飼う
  ・小型よりは大型犬
  ・姿形ではなく、性格を重視
  ・ある程度の留守番に耐えられる
  ・番犬能力を持ち合わせない
  ・短毛である

このように列挙してみれば、ラブラドール・レトリーバーは当然の帰
結だったのかな。
ただ、犬種性格批評に掲載された65頭の中で、ラブラドールのイラ
ストは、無骨で飾り気がなく最低の容姿に見え、この点だけが気に
なっていた。
なにはともあれ、著者にはこの場で感謝を申し上げたい。


こうして犬種は決まった。



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