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比例代表は日本共産党へ

 一昨年の参院選に続く小泉政治の反動―東京都議選の結果を見ての印象です。
 郵政民営化を改革の最後のシンボルにし、その是非を問うというペテン―、今度は民主党が石原知事の提案に99・3%賛成しながら野党を装う。小泉政治のときと同様、その手法の共犯はマスメディアです。国政で「自民か民主か」を押し付け、都議選をその前哨戦と位置づけたマスメディア、世論誘導の責任は4年間かけて民主党とともに負い続けなければなりません。
 本来、都議選で問われたのは石原都政と自公民オール与党の福祉、医療、教育でした。同時に首都での住民の生活は「年越し派遣村」のように国政を象徴的に反映します。8人の都議と共産党の活躍が期待されます。

街頭宣伝を始めました
 そしていよいよ衆院選です。若者を使い捨てにする「雇用」、食料自給率を40%にまで下げた農業破壊と中小企業切捨て、高齢者の差別医療など、上げればきりがない国民に責任を負わない政治、そして消費税引き上げと憲法9条改悪で日本経済の将来と平和をも危うくする政治。都議選で都民が自公政治にノーの審判を下したことは紛れもない事実です。国政も民主党が政権の座に着くことが予想されます。そしてそのうえで何が真の改革かが問われます。悪政の根っこにあるアメリカ言いなり、大企業が主人公の政治を見直すためには日本共産党の躍進しかありません。
 街頭からの訴えを始めました。梅雨も明け、まさに暑い夏です。市内を一巡しましたが、いつになく耳を傾けてくれる人が多いと感じています。「比例代表は日本共産党へ」、支持拡大のご協力をお願いします。

見直されている「資本論」
 私のパソコンにはさまざまなメールが飛び込んできます。その中に「おすすめ情報」として本の紹介があります。ある日のメールで紹介された本はマルクスの「資本論」でした。
 「マルクス資本論 理論劇画」「知識ゼロからのマルクス経済学入門」「面白いほどよく分かるマルクスの資本論」など。これらが「マルクスの資本論がみるみるわかる一冊」と紹介されていました。
 現代は誰もが「資本主義」の時代と認識しています。そして少し勉強した人ならその名付け親がマルクスであることを知っています。しかし、そこに私たちが幸せに生きるカギがあることを理解する人はまだそう多くないのではないでしょうか。
 江戸時代に生きた人たちは「今の時代は封建時代だ」と認識していませんでした。やがて訪れる明治維新で外国の政治形態を取り入れるべきだと思った人たちも、社会の変化を歴史の法則として捉えていたとは思えません。しかし現代は、違います。「資本論」を読めば今の時代が分かり、変える道筋が見えてきます。
 時代を見据えることは幸福に生きる前提です。なぜ暮らしが大変か、その原因が分かれば解決方法が分かります。とりわけ日本の「ルールなき資本主義」がよく分かります。ということで、私も勉強しなければ…。