| 前へ | Top |2007年〜 | 次へ |
|
読者からのメール
都留大が大変だ!
都留大を心配する読者からメールが寄せられました。 長文なので一部割愛し掲載させていただきます。
先日CATVで放映された「桂山会総会」の様子を見て危機感を募らせ、小林議員はご覧になったか、もしご覧になったのであればどう感じられたか伺いたく筆を取った次第です。私はかつて小林議員が「週に一度の手紙」や議会だよりで危惧されたことが現実になってきたと感じました。
桂山会は都留市出身の各界の著名人で構成される市長の諮問機関のようですが、その桂山会の10周年ということで、その日のテーマは「"教育首都つる"を目指したまちづくりにむけて」と題し都留文科大学のこれからを論じるというものでした。座長は会の世話人である西室陽一氏です。
理事長の発言として適切か
私は冒頭、西室氏の「(都留大はこの4月から法人化され)ヨコ型組織からタテ型の世間一般の組織になったが、そのことについて先生方(教授会)の理解が深まらない…」という趣旨の挨拶に仰天しました。西室氏は法人化された都留大の理事長でもありますが、「自分が就任する前に学長さんには厳しくお話があったようで…」と、法人化移行の過程で学内に反発があったことも漏らしました。
世間一般の組織をタテ型とくくり、大学がそれと同じで当然だとの物言いには違和感を覚えました。また氏の発言は、先生方が自分の言うことを聞かないから大学改革が進まないと自らの力不足を他人のせいにするもので、果たしてそのことに恥の意識があるのかないのか、自分が長となった組織のゴタゴタをテレビカメラの前でこぼすとは! 驚きよりも呆れます。
大体これまで都留大の発展を支えてきた大きな力は、全員参加で大学運営に議論を尽くしてきた先生方の献身的努力ではないでしょうか。その教授会を外部に向かって悪しざまにいうことが都留大の発展につながると思っているのでしょうか。
一方、法人の副理事長となった今谷明学長は、昨年法人化を一年後に控えての学長就任にあたり、ある新聞のインタビューにこたえてこう語っています。
「…横浜市立大学の改革では看板教授がごっそり辞めた。ハードランディングしたので教授のモチベーションが低下して、屈辱感からやめていった。そういう法人化ではなく、教授のモチベーションを高めつつ、法人化のメリットを生かして新しい大学を構成するのが私に課せられた任務…この大学に行けばこれが学べるということで学生が教授を慕って入ってくるような大学にしたい、これが私の夢…」。
都留大の法人化がソフトランディングでなかったことは西室理事長の発言でわかりましたが、教員のモチベーションを否定したやり方(私はそう感じました)で学長が願ったような大学になるのでしょうか。
短大の時代から市の宝、市民の誇りだった都留大がどこへもっていかれようとしているのか、本当に心配です。