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6月議会報告 一般質問(2)
公共バスのあり方について
市長は3月議会で決まった「都留市地域公共交通会議」の設置について「住民、バス利用者、学識経験者、関係行政機関の職員並びに公募市民など、15名」で組織することを明らかにしました。しかし、その中で市の基本的な立場として示されたのは「バスを利用する方も、また、しない方も含め、多くの市民の皆様の理解と納得が得られる公共バスの活用のあり方について、多様な視点から検討してまいりたい」と述べているだけです。
公共バスの運行については国の補助金がカットされて以来、地方の悩みは大きくなっていますが、これまでも取り上げてきたように自治体によってはそれなりに工夫をし、住民の足の確保で成果を上げているところもあります。しかし、地方都市では周辺部の人口減少とマイカー保有が生活の必須条件となっているもとで、バスの利用者は減少し、採算ベースで検討したら便数の減少や廃止という結論に行かざるを得ません。一方で、公共バスを必要とする人たちは少数であっても切実で、便数の減少や廃止は生活に大きな打撃となります。
こうしたなか、市がこの「公共交通会議」に検討材料として何を提示するかが重要です。住民の足の確保をきちんと中心にすえる立場から、市は素案を提示することか求められているのではないでしょうか。「公共交通会議」に丸投げするとは思いませんが、単に「多様な視点から検討」するだけでは「採算」が中心になり、利用者の足の確保は難しくなるのではないでしょうか。バス会社の都合もあるでしょうが、大型バスの運行にこだわらないそれこそ多様な形態の公共交通を提示すべきではないでしょうか。
【市長答弁要旨】
超高齢化社会への突入を前にして、車を運転できない高齢者の移動手段の確保など、交通弱者への対策は今後ますます重要性を増す。限られた財源の中で、市民の理解が得られ、地域の実情に合致した公共交通システムの整備が喫緊の課題であると考えている。
そのため、地域公共交通会議では、現況に対し共通認識を深めていただき多様な視点から検討することとしている。また、他の地域で運営されているコミュニティバス、デマンド交通、乗合タクシーや、地域全体で交通弱者を支える新たな仕組みなど、様々な可能性を探ってまいりたい。さらに、新たな公共交通サービスの実施に向けた、地域公共交通活性化・再生総合事業の活用等についても、同会議の検討結果を踏まえ取り組みたい。
今度はキュウリから花が
葉っぱの出たキュウリが4本出たあと、花の咲いたキュウリが現われました。
キュウリ君2
「僕の頭のうしろに花が咲きました」