| 前へ | Top |2007年〜 | 次へ |

近づく都議選にご支援を

 最近、小児科医師不足、リハビリ打ち切り、特養ホーム不足、ヘルパー不足といったニュースやドラマがひっきりなしにテレビから流れてきます。それぞれ経済大国にあるまじき社会問題です。こうしたなかで起こった大不況。「百年に一度」「未曾有の」「戦後最悪」などさまざま言われていますが、社会問題に雇用危機がかぶさり国民をいっそう苦しめています。これにたいして政府が打ち出した補正予算、必要な措置なら当初予算に盛ればいいのですが、与党の狙いは選挙対策、当初予算では得点が稼げないというのが本音でしょう。ところがその中身が知られるにつれ評価は下がるばかりです。

2人は郡内出身者
 自民と民主の間に本質的な違いはなく、自民と一緒に国民生活を壊してきた公明党が「生活を守る」というのにも腹が立ちます。別面の「かつら川」も強調していますが、迎える都議選、衆院選で日本共産党が躍進し、政治の中身を変えるしかありません。
 今週の「赤旗」日曜版に日本共産党の都議候補が紹介されていますが、日野市(定数2)の村松みえ子さんは道志村出身、八王子市(定数5)の清水ひで子さんは上野原市出身です。2人とも現職で大活躍しており、かけがえのない議員です。ぜひ、ご支援をお願いします。知り合いを紹介してください。

桂川は自然を学ぶ入り口
 26日、桂川の川茂堰堤上流付近で桂高校の生徒が死亡するという痛ましい事故が起こりました。この日、救急車のサイレンやヘリコプターの音がやかましく、夕方のテレビニュースに驚かされました。
 桂川が市民に親しまれ、よい遊び場になることは私の長年の願いですが、その前提条件はきれいな水です。場所を選べば老若男女誰にでも憩いの場が提供される身近な自然、それが桂川ですが、泳ぐとなるとしっかりした知識と心構えが必要です。
 小学生のころ、夏休みを前に先生から注意されたことをよく覚えています。「まだ水は冷たいから急に入ると心臓マヒを起こす。十分注意するように」と。当時学校にプールはなく、桂川で泳ぐことはほとんど夏休みの日課で先生方もよく承知していました。子どもの泳ぐ場所は部落ごとに縄張りのように決まっていました。後で考えれば桂川の水は東京電力の水路を流れていますから、谷村町内の桂川の水はほとんどが三つ峠から流れる柄杓流川(ひしゃくながれがわ)の水です。深い谷になっている柄杓流川と桂川を流れる水は容易に温まらず、真夏でも長く泳いでいると唇が紫色になりました。それでも事故があったという話は聞きませんでした。
 教育先進国といわれるデンマークには建物を使わない自然の保育園というのがあって、雨の日も風の日も自然の中で保育が行われます。詳しい内容は書けませんが、自然を身体で知ることは成長のための必須条件とされているようです。
 昔の桂川とデンマークの保育、二つの事実は今の日本の教育に欠けているものを教えているような気がします。