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議会報告の途中ですが

確実にめぐってくる季節

 新緑のきれいな季節です。野菜づくりに力を入れている議員と話していて、話題が野菜から景色に及んだところで「ナスがうまいとか新緑がきれいなんてことを言うようになったら歳を取った証拠だな」と返されました。かなり納得ですね。

都留市の新緑は日本一かも
 新緑は紅葉と違って当り外れがありません。山肌をまだら状に覆い始める芽吹き時から、やがて山肌を覆いつくす新緑。木の種類による鮮やかな色の違い、日差しを浴び新緑が輝くこの頃が一番美しいのですが、やがて山はこんもり豊かな黄緑で埋め尽くされます。この間、4月下旬のわずか十日間です。それが今年は1週間ほど早まり、すでに最後の時期です。国道沿いからさえ見られる都留市の鮮やかな新緑を堪能したらどうでしょう。交通事故に気をつけて…。

春の盛りのホタルカズラ
 季節の展開が一週間早いという確信があって18日、「赤旗」日曜版配達のついでに盛里の旧道を通ってみました。案の定、ホタルカズラが咲き始めていました。
 道路沿いの山の斜面にツルを伸ばして、その先々で立ち上がり10p程の先に1.5pくらいの青紫の花を咲かせます。野に置くには惜しいと思わせる可憐な花です。

今年の野鳥の話題
 同級生のSさんからの電話でした。「YLO会館の窓ガラスに2羽の野鳥が激突死。クチバシの黄色い鳥で…」。とっさに思い浮かばず「調べてみる」と返事をすると、間もなくして「しっかりスケッチしておいたので図鑑でイカルと分かった」と電話がありました。
 最近、図書館で聞くとこの冬はイカルとシメがYLO会館の窓ガラスに5回も激突死したそうです。これまでなかったことだそうです。シメを市内のあちこちで見たのも初めてのことでした。
 また、この冬は初めてベニヒワを観察しました。頭の天辺と胸が赤い、きれいな小鳥です。北海道・東北の鳥ですが、時に関東まで下ってくると図鑑にありました。その「時に」に当たったようです。
 YLO会館の事件とベニヒワ観察をあわせて考えると、この冬は野鳥の世界で小さな異変が起こったような気がします。

漢字能力検定に違和感
 先日、「都留市の方言」を見ていて「ゴボウをこぐ」の「こぐ」にはどういう漢字を当てるのだろうかと思い、辞書を引いて「扱ぐ」と知りました。同時に「稲をこく」の「扱く」も同じであると知り、意外に感じました。それどころか「嘘をこくな」の「こく」も「扱く・放く」と同源とあり驚きました。
 大漢和辞典(諸橋徹次)を初めて見たときに、一つも知っている漢字がないページが随所にあり恥ずかしく思ったものです。漢字能力検定協会の不明朗な会計が問題になっていますが、辞書を引く楽しさをテストに置き換えるのは何となく野暮に感じます。漢字を知らない者のひがみでしょうか。