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3月議会報告 一般質問(3)

特定健診の受診率について

 【病院改革プランについての市長答弁要旨】
 経営形態は本院の実情に応じた時代の要請や社会経済の変化に応えたものにしていく必要があり、引き続き各々の経営形態のメリット・デメリットについて比較・検討し、より飛躍と発展の図られる方向性をさがしてまいりたい。
 内科での診察番号の掲示については、本年1月から、待合ホールの2ヵ所に大型ディスプレイを設置し、医師の休診や診察日の変更、また季節ごとの疾病情報など様々な診療情報を表示するとともに、現在診察している番号を目安として20番代ごとに知らせている。現在、試行期間中だが、待ち時間に対する苦情が大幅に減ってきており、一定の効果が上がっているものと思われる。今後とも表示方法等に工夫をこらしたい。
 診察予約日の変更については、外来患者の約半数が予約患者となっており、1ヵ月先まで、30分で3人から4人を単位として空きのない状態で予約を受付けているため、予約日直近での変更は大変困難である。変更の場合は、再度一般外来で受診されて、その際に次の予約日を新たに設定していただくこととなっている。時間外での警備員による予約日の変更手続きは行っていないので、診療時間帯に改めて連絡いただくよう案内することとなっている。
 今後、患者に誤解を生じさせないよう、委託先の責任者を通じて指導を徹底したい。

 

低かった特定健診受診率
 過日の新聞に平成20年の特定健康診査の結果を示す記事が載り、都留市にとって残念な数値が明らかにされました。都留市の国保加入者の受診率は27・2%で28市町村中23位でした。受診率の高いところは北杜市の50・9%を筆頭に早川町の48.0%、小菅村の47.8%、市川三郷町の47.7%などです。
 都留市の場合、受診率向上のために費用を無料にしたのに受診率が低かったことで特筆されました。受診率が低い場合ペナルティーを科すという国の方針の是非はともかく、市としても当然、受診率の向上を図らなければならないと思います。
 今回の結果について、注目したいのはやはり北杜市です。特に健診の実施場所が8ヵ所と、基本的に合併前の町村ごとに実施していることです。身近なところで気軽に受けられるというのは受診率向上の鍵だと思いますがいかがでしょうか。そのほか今回の結果を当局がどう受け止めたか、また今後の取り組みについて問うものです。

【市長答弁要旨】
 計画に掲げた目標値の45%を達成することができなかった結果を踏まえ、新年度、いくつかの具体的な取り組みをする。
 第1に、都留市を含め2市が健診費用を無料化しているが、21年度も引き続き無料化を実施する。第2に、周知徹底を図るため、各種団体の協力で健康教室を実施し意識の高揚を図るとともに、イベントやメディアを活用した広報活動を行う。第3に、健診期間を1回から2回に拡大する。