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6月議会報告 一般質問(1)

放置自転車対策について

 6月議会は13日に開会されました。今週から一般質問を連載します。

 

 都留大周辺の学生アパートの入り口や谷村町・都留市両駅の駐輪場には放置されたと思われる自転車が多数見受けられます。インターネットで「放置自転車」を検索すると実に700万件を超える数があり、いわば社会問題の一つになっていると思われます。
 自転車については地球温暖化問題やガソリンの高騰問題、健康対策などから見直されている状況があります。先進国では自転車の利用を推進している例もあるようです。広域事務組合のリサイクルで自転車は好評で、くじに当たらなければ手に入りません。ここでは需要の多さが示されています。一方で、量販店で安く手に入ることもあって、不用になれば捨ててしまう対象でもあります。こうした現状を反映して、放置自転車対策はリサイクル業者の事業や非営利団体の活動の対象になってもいます。
 都留市の場合、たとえば谷村町駅前ですが、都留大前駅ができてから谷村町駅を利用する学生はきわめて少なくなっているはずで、駅前の自転車の多くは放置されたものと思われます。また、家主、経営者の姿勢によって違いがあるようですが、学生アパートでも卒業生が置いていってしまったものが相当あるようです。
 この際、市がリサイクルを中心とした処理に乗り出したらいかがでしょうか。自治体によってはこの問題で条例を設けているところもあるようです。対応を求めるものです。

【市長答弁骨子】
 不法に投棄された自転車は環境美化推進指導員や環境美化協力員の監視活動により撤去作業を行っている。駅周辺の放置自転車は昨年10月、富士急行株式会社の協力で調査を実施し、富士急行株式会社が処分した。
 学生アパートの放置自転車は学生リサイクルグループがリユース活動に取り組んでいる。アパート経営者には敷地内の放置自転車の解消に努めるよう周知の徹底を図る。
 放置自転車のリサイクルは、大月都留広域事務組合と連携・協力していく。
 この問題の解決には市民、学生が物を大事にする原点に立ち返ることが必要であり、条例制定が有効な手段なのか研究したい。

 

想像を絶する自然の猛威
 岩手・宮城内陸地震と名づけられた大地震。ついに死者11人、行方不明者11人に達しました(18日現在)。そのほかにも多くの人がさまざまな被害に遭われました。心からお見舞いを申し上げます。
 最大の崩落現場は幅1.2キロ、長さ0.8キロという想像を絶する規模です。寸断された道路や橋を見るとき、人の営みの如何に小さなものかと思わざるを得ません。同時に、被災地が過疎化の進む地域であることで元の生活(基盤)を取り戻せるか心配です。
 日本共産党はただちに対策本部を設置し、政府にたいして上水道や水路の復旧を急ぐよう求めました。政治は何を置いてもできる限りの援助をすべきです。