新年明けましておめでとうございます
新しい年が読者の皆様にとって良い年となることを祈念します。
1月生まれの私は高齢者の仲間入りの年となります。体力の続く限りがんばりますので、変わらぬご支援をお願いします。
避けて通れない課題でした
一年があっという間に過ぎました。この一年は都留大の法人化問題を集中的に取り上げてきました。これに対して、もっと身近な問題を取り上げてもらいたい、ほかにも問題があるだろうという意見が寄せられました。
この意見で私自身、気がついたことがあります。それは、日本共産党でなければ取り上げられない課題、日本共産党にとって避けて通れない課題があるということです。逆にいえば都留市にとってぎりぎりの選択の場面なのに、ほかの議員には取り上げられない課題でもあります。取り上げても当局の意向をただすという程度です。それが大学法人化であり、その前の合併問題です。
法人化が浮き彫りにした問題
法人化論議は法人化の問題点だけでなく、市長のものの考え方を浮き彫りにしました。それは歴史の教訓に学ぶことをしない、長い先のことも見ないという立場です。「米百俵」の小林虎三郎に象徴される「百年の計」という行政の責任を投げ出し、金儲けを至上とする財界人のものの考え方を金科玉条とするものです。「もし50年前の市長や職員が同じように考えていたら、いまの都留大はなかった」というのは、ある読者の意見です。この読者は言います。「都留大は市の職員の給料をまともに払えない(遅配)という厳しい財政状況のなかで誕生した」と。私の「都留市民のプライドが作った大学」と重なる認識です。先を見る洞察力とプライドがつくった大学、それが都留大の原点ではないでしょうか。法人化されても都留大はその後の歴史に裏打ちされた民主主義を力に発展していくでしょう。
12月議会の質問は9月議会で法人化が決められたのを受けて、今後の都留大がどうなるのかという問題意識を持って臨みました。今後に生きてくれればと思います。
山林は資源ではないのか
私有林の荒廃が大きく伝えられた新聞報道をもとに市の対策をただしましたが、これにも手ごたえはありませんでした。市土の85%を占める山林を将来の資源とはとらえていないようです。先進地の取り組みについても検討していないことがわかりました。テレビの地上デジタル化対策(次週詳報予定)とあわせて市民のくらしや将来のことにはあまり関心のない市政です。
根本問題が問われる総選挙
07年は政治が変わることを実感した年でした。そして新しい年は総選挙必至という情勢です。国民の負担増が大問題になっているなか、「消費税増税でなく、二大政党が聖域とする軍事費削減、大企業の負担に切り込むことのできる日本共産党の前進で政治の本当の変化を」というかまえで奮闘します。ご支援を重ねてお願いします。