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「遊峰」で竜ヶ岳に登りました
「赤旗」読者のみなさんから、よく声をかけられます。「最近、どの山に登りました?」
こういう話題はとっつきやすく、うっかりすると「小林はしょっちゅう山に登っている」ということになりかねません。しかし、そうたびたび登れるわけではありません。というわけで、11月4日の「赤旗」読者の山の会「遊峰」主催の山行参加は1年ぶりです。
参加者は7人。みな健脚で、訓練不足の私はついていくのが大変でした。
入り口をまちがい紅葉満喫
竜ヶ岳(1485b)は元旦に富士山の頂上から登る日の出(ダイヤモンド富士)が見られるということで、近年人気が出ている山です。当然のことですが、いまの時期は紅葉です。山頂から見た富士山は中腹まで雪で覆われていました。天候に恵まれたこの日の姿は立派でした。
この山行で特筆すべきは登山道の入り口を間違えたことです。あとで地図を見れば舗装路を3`近くも歩き、やっと見つけた登山道入り口は端足(はした)峠からの北口でした。
ところがこのコースは紅葉真っ盛りで、当初予定したコースの何倍も楽しめました。予定通りであれば、覆いかぶさるクマザサの中を歩くはずでした。まさに怪我の功名です。
この山は非常に眺望に優れ、ソフトボールでもできそうな広い山頂からは南アルプスや八ヶ岳、近いところでは御坂山塊や本栖湖などの湖が一望できます。身近な山としておすすめです。
リンドウとノジコが歓迎
紅葉、富士山、眺望に感嘆しましたが、登山道の脇に咲くリンドウも鮮やかでした。そして、さらに私たちを喜ばせたのはノジコの登場でした。リーダーのYさんが道の脇のクマザサの間をチョロチョロ歩く鳥を見つけました。みんなで2メートル程の所からしばらく観察しました。なかなか逃げません。「なんて鳥?」「うーん、アオジかな」と答えましたが、帰って調べたらノジコでした。ノジコ、アオジはともにホオジロ科の小鳥です。ノジコは野路子・野鵐と書きますが、「鵐」はホオジロの仲間を意味するそうです。
今年も冬を告げる鳥、ジョウビタキがわが家のまわりに来ました。秋も終わりですね。