議会報告に感想が寄せられました

 この間、この「手紙」のほか議会報告の「都留民報」を一般紙に折り込みました。これに対して多くの方から感想や意見が寄せられました。ありがとうございました。

市立病院の患者対応に意見
 市立病院を「指定管理者に委託するのか」という質問は看護師など病院で働く人たちの心配に応えたものでした。病院職員が疑心暗鬼になっていたのは大学の「法人化」論議の影響です。管理職は「雑念に惑わされず仕事に専念できる職場環境」に配慮すべきです。
 この質問の冒頭、病院が大臣表彰されたことについて、私が「関係者の努力に敬意を表したい」と言ったことに厳しい批判の声が寄せられました。やはり、「市民は病院の現状について満足していない」と痛感しました。
 医師や看護師不足、経営の大変さの大本には自民党の政策がありますが、市立病院は患者の立場に立ってゆきとどいたサービスを提供するよう努力することが求められています。そのことが国のまちがった医療政策を正す前提となります。

大学関係者から問い合わせも
 「大学法人化に4100万円もかかるのか」という意見がありました。この額の大きさは市民を驚かすのに十分だったようです。大学職員は「これだけではすまない」と言います。
 「法人化」を進めようとしている人たちは、「公のお金」も金額の大きさも気にせず、元が取れればいいと考えています。この点では「経営に失敗しても市は責任を負わないとうことではないか」という声もありました。
 「非常勤講師を減らし経費節減」という答弁について、大学関係者から「いつ、誰の答弁か」という問い合わせがありました。「開講科目を決めるのは教授会の権限、課長答弁は越権行為」という指摘は厳しいものでした。

大学「法人化」に高まる関心
 何のための「法人化」か、多くの人にきかれました。先週の「手紙」にも感想が寄せられました。3月議会後、大学教職員組合が「法人化」に「反対」を鮮明にしました。「市民も学生も知らないうちに、大学の先生方の反対を押し切って」という私の見方はまちがっていませんでした。さらに、市職員の中からも「大学運営と企業経営は違う」という声が寄せられています。大学「法人化」は、いったい誰が歓迎しているのでしょうか。
 大阪市立大の「法人化」には3年以上を費やしたことがシンポジウムで明らかにされました。それを1年足らずでやろうというのです。この人たちは本当に都留大を大切に思っているのだろうか、根本的な疑問です。

いまこそ必要 たしかな野党
 参院選の投票日です。「共産党が伸びなければ絶対に政治は変わらない」 対話ははずみました。そのさなかに起こった中越沖地震は、地震対策を真剣に考えていない政治と安全を軽視した原発建設という深刻な問題を浮かび上がらせました。その核心を明らかにした「赤旗」日曜版の吉井英勝衆院議員の報告は共産党の先見性を十分に示して「納得」でした。


back index next