6月議会報告 一般質問3

暴走安倍政権の末期現象、次々

 一般質問冒頭に簡単な決意を述べました。  


 前の任期の最後の3月議会で、自分にとって最後の議会となる可能性があるという立場から質疑・討論に参加しましたが、引き続き4年間議員活動を勤めることとなりました。

憲法改悪を阻止する任期
 この任期は安倍総理が再選された場合、その残る任期と完全に重なります。安倍内閣は、18人の閣僚のうち右翼政治家と市民の集まりである「日本会議」の関連団体である、いわゆる「靖国」派のメンバーが15人を占め、自分の内閣で憲法を変えると初めて公言した内閣です。それもアメリカと肩を並べて武力行使するためだと、憲法改悪の意図を隠そうとしません。しかし、平和を敵視し暴走する政治は宙に浮いた年金問題、政治とカネの問題で自殺した松岡農水相の問題、自衛隊の国民監視活動、広がり続ける格差社会やワーキングプアなど、多くの問題で国民との間にすでに大きな矛盾を生み出しています。  こうしたなかでむかえた新しい任期、市政が平和と市民のくらしを守る立場で執行されるよう私どもも新たな決意で望まなければならないと思っているところです。

 

選挙がなければ辞任しない
 私は首相の最長任期「5年」を頭に置いて述べたのですが、その前提が怪しくなっています。7月3日、久間章生防衛相が辞任しました。この辞任は、不透明な事務所費の支出をめぐる問題で辞任した佐田玄一郎行革担当相、官舎での女性同居問題で辞任した本間正明政府税調会長、事務所費問題と緑資源機構をめぐる談合疑惑で追い詰められ自殺した松岡利勝農水相などに続く、安倍内閣の崩壊の始まりに見えるからです。問題発言では柳沢厚労相の「女性は子供を産む機械、装置」発言もありました。  安倍首相は当初、「アメリカの考え方を紹介したのではないか」とかばいました。次に久間氏が謝罪に訪れて、後追い的に「誤解を与える発言は厳に慎んでもらいたい」と注意しました。しかし、罷免は拒否しました。立場は同じですから「本音をいうときは時と場所をわきまえてね」という程度の話です。  久間防衛相の辞任発言も「選挙で足を引っ張るようなことになっては申しわけない」であり、「しょうがない」発言にたいする本質的な反省はありません。

女性でも「自民党」となると
 後任の小池百合子氏がすごい。改憲・右翼団体「日本会議国会議員懇談会」の副幹事長、就任あいさつと違い本音は核武装や集団的自衛権を容認する(7/4「赤旗」)超タカ派です。松岡農水相の後任の赤城徳彦氏も「靖国」派、安倍内閣は時代錯誤・逆流内閣という性格をいっそう強めています。  それでも小泉内閣が「郵政民営化」を争点にして総選挙で大勝ちしたことに味を占め、「社会保険庁解体に反対する党は抵抗勢力」を呼号し参院選を乗り切る作戦だとか。これほど国民意識と離れた内閣も珍しいですね。


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