3月議会報告8 都留市を愛しているか

そして市役所がなくなった…?

 予算委員会で私は「三市長共同声明」(後掲=都留市のホームページには見当たらず、大月市と上野原市のホームページから引用しました。都留市は肝心なことを市民に知らせようとしません)を取り上げました。この問題は全員協議会の席上で質問し、ほかの議員も一般質問で取り上げたのですが、再度確認する意味で取り上げたのです。
 私「大月市の西室市長はこれを足がかりに東部地域の広域合併を進めたいという意向を示したと報じられました。この協議は合併には関係ないと思うのですが、いかがでしょうか。」
 総務部長「合併には関係ありません。」
 このやりとりはこれで終わるはずでした。
 ところがこれまで予算委員会では発言したことのない市長が手を上げました。委員が注視する中で要旨次のような発言をしました。
 「道州制が決まれば広域合併はありうることで、それを否定するものではありません。」
 市長の合併志向の強さを示した場面です。

次々に消える官公庁の出先
 国の行政機関のリストラで都留市から法務局がなくなりました。郵便局の「本局」は富士吉田市に行き、警察署は大月市に行きました。国道の警察入り口の看板は「大月警察署都留分庁舎」、谷一小の前の交番は「山梨県大月警察署上谷交番」と書き換えられました。古くは東京電力がなくなり、電電公社(NTT)がなくなりました。
 国、県などの出先機関が都留市からどんどん消えています。そして広域合併が実現すれば、東部では地形的に大月市が中心、さらに郡内全体では経済(観光)と人口から富士吉田市が中心になるでしょう。都留市から市役所がなくなる可能性が大きいのです。都留市が郡内の中心と思っている市民のプライドを傷つけ、都留市の将来を不透明にする市長の政治姿勢です。
 市長は都留市をどうするつもりだろうか。大学の法人化問題に続く心配です。
 


 「市立病院について」
 1 地方における公立病院の前途は、極めて厳しいものと認識する。市民の健康維持のため欠くことのできない病院経営を継続発展させ、新しい医療と多様化する患者ニーズに応えるため、県東部地域の住民の期待する病院のあり方を求め、協議を開始する。
 2 極端な医師不足にある現状の病院運営について、三市長は深い憂慮の念を持ち、相互扶助の理念にもとづき、協議を開始する。
 「し尿処理について」
 1 し尿処理については、大月、都留市は広域事務組合(一部事務組合)で共同処理している。上野原市は、単独処理している。
 2 双方の施設は、いずれも老朽化していて、早急な更新を行う必要がある。
 3 し尿処理施設の建設を共同で行うことについて、早急に三市で協議を開始する。
 「ゴミ処理施設について」
 1 ゴミ処理事業については、大月、都留市は広域事務組合(一部事務組合)で共同処理している。上野原市は、単独処理している。
 2 ごみ処理事業の運営を共同で行うことについて、早急に三市で協議を開始する。


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