12月議会報告 一般質問B そして知事選
滝下浄水場の整備と開放について
知事選の分かりやすいモノサシ「合併」
過日、谷村地区協働のまちづくりの事業である大学周辺のウォーキングに参加しました。歩き終わって最後の集合地は鶴水公園でした。ここで豚汁の接待をいただいて昼ご飯を食べたのですが、そのさい参加者から昔の浄水場のツツジの花見の賑わいが話され、整備と開放を求める意見が出ました。また鶴水公園の整備を求める声もありました。
せっかくの施設です。整備、活用を検討したらいかがでしょうか。現在の管理状況と合わせて市の認識を伺います。
聞きにくい「我田引水」質問
12月議会の一般質問では「オレが、オレが」質問が目立ちました。選挙が近くなると自分(の党)の実績を売り込みたがるのです。ある古参議員が「聞きにくいわな」といいました。
たとえば「子どもの医療費窓口無料化」です。この問題には歴史があります。日本共産党は長年にわたって市民団体と協力して取り組んできました。他党は見向きもしませんでした。それどころか甲府市では昨年9月議会で市民団体の請願に自民・公明などが反対、不採択にしてしまいました。公明党は反対討論までしています。それなのに実現しそうだと見ると「わが党がやった」と質問で取り上げるのです。
旧秋山住民のとまどい
上野原市議選は知事選と同じ投票日ですが、それを前に共産党がアンケートを実施しました。アンケートは旧秋山村の人たちの行政不信を知る機会となったようです。
聞いて驚きました。保育料、介護保険料、水道料金など、くらしに直接関係する負担が旧上野原町に統一され、大幅に引き上げられるのです。少しばかりの額ではありません。保育料でいえば年間5万円から10万円も引き上げられ、引き続き上野原の水準に合わせるために5年連続の引き上げが予定されているそうです。お金の問題だけではありません。保育園の送迎バスが廃止されました。秋山支所の職員は6人から2人に減らされ、さらに正職員がいなくなるといいます。旧上野原町の支所と同じ扱いにされるのです。
秋山の人たちは合併までの安い各種の料金を当たり前のように思っていたはずです。それが当たり前でなかったこと、政治のあり方で変わることを知ったのではないでしょうか。合併を押し付けたのは国いいなりの県です。大事なのは市議選だけではありません。知事選でも地方自治と暮らしを守る決意が有権者に求められています。
合併しなかった道志村で美しい本が出版されました。