都留市の自然を愛でるはずが
都留市の自然を強く意識する季節です。
今年の紅葉は里と里山できれいです。七五三の頃が真っ盛りでした。20年ほど前、都留市の紅葉の盛りは「文化の日」の頃と認識しましたが、今年は半月ほども遅くなっています。すでに立冬が過ぎて、いまは初冬というべき季節ですが、むしろ晩秋といったほうがぴったりします。サクラの葉はほとんど散っていますが、イチョウの黄色が鮮やかです。
ジョウビタキはわが家のまわりに
例年、近くの空き地で見るジョウビタキ。冬の訪れを告げる美しい小鳥ですが、今年はわが家のまわりを縄張りと定めたようで、いつでも見られます。ヒヨドリやモズのにぎやかなさえずりも聞かれます。稲の取り入れが終わった後、スズメの群は見られません。
都留市は自然と人の生活する領域との距離が紅葉を楽しむのに適していると思います。しかし、最近ではそうとも言っていられなくなりました。桂川左岸の地域のサル被害はますます大きくなっていますし、今年のクマの現われる回数は尋常ではありません。街中にまで現われました。そしてイノシシです。その被害はついにわが家の畑にも及びました。
来年は亥(猪)年に違いないが…
16日、深田のSさん宅前の畑がひどくイノシシに荒らされていると聞き、見に行きました。そのスケールの大きさに驚いて帰った数時間後、なんとわが家の畑のトロロイモが掘り返されているではありませんか。
それからの一週間、イノシシとのたたかいでした。2日間、わが家の畑が荒らされました。3日目に市の産業観光課でワナを仕掛けてくれました。その後の2日間は、イノシシは現われませんでした。ところが3日目、裏の田んぼにいるのを発見しました。懐中電灯で照らしてもモミガラを食べるのをやめようとしません。私は近所の人たちと遠くから見守るしかありませんでした。
問題はその翌日です。私の実家の畑のサツマイモを食べに来たのです。数人で5bほどの距離から懐中電灯で照らしバケツを叩くなどして脅すのですが、まったく動きません。写真を撮ろうとして近づくとようやく少し移動します。この写真は4bほどの距離で撮ったのですが分かるでしょうか。
悠然とサツマイモを食べるイノシシ
20貫(約75s)もありそうです。牙が見えないので雌と思われます。賢そうで、ワナにはかからないような気がしてきました。