歴史に生きるたたかい

 何もしないうちから安倍内閣の高い支持率、うさんくささを感じる人は多いのではないでしょうか。政治と生活を切り離すマス・メディアのバックアップ(=日本共産党黙殺)で高い支持率を維持した小泉手法の効果がまだ続いているようです。しかし、変化の兆しはしっかりと現れています。

「障害者自立阻害法だ」と
 11月1日付日刊「赤旗」はトップで「出直してよ!『障害者自立支援法』10・31大フォーラム」を報じました。日比谷野外音楽堂を中心に1万5千人が集いました。
 31日夕、「赤旗」の集金で寄ったSさん宅のテレビがこれを報じていました。チャンネルは確認しませんでしたが、かなり丁寧な内容でした。@サービス利用に原則一割の「応益」負担導入で収入が激減、生活できないA施設への補助金も日割りになって運営が困難になったB障害の認定が厳しくなって補助器具が取り上げられたと整理していました。集会参加者の生の声を伝え、「リハビリーが半年で打ち切り」もとりあげていました。コメンテーター(記者?)は「『自立支援法』ではなく『自立阻害法』ではないか」と解説していました。
 一般紙はどうかとみると、「毎日」も「山日」も一段見出しでした。それでも無視されなかったことでメディアの変化を感じました。

国鉄の争議、和解へ
 11月1日付「赤旗」には「国労とJR東 和解へ」という記事も載りました。
 「国労に所属していることを理由にJR東日本から昇給差別を受け、国労が中央労働委員会等に救済を申し立てていた問題で、国労東日本本部と本社が61件の紛争を一括して和解することで合意… 和解内容は@健全で良好な労使関係の確立に双方が努力するAJR東日本は公平で公正な人事労務管理をするBJRは解決金を支払い、国労が係争中の申し立てを取り下げる―などが柱です。…1987年に国鉄が分割・民営化された際、1047人を不採用にするとともに、JR各社は職場の国労組合員に対し、組合バッジの着用やビラの配布などで賃金カットや懲戒処分を繰り返し、配転や出向、昇進・昇格差別などありとあらゆる攻撃を加えてきました…」
 国鉄労働組合の20年に及ぶたたかいを経ての和解です。単純に喜んでよいのかどうか、渦中の人たちにはさらに複雑な思いがあるでしょうが、こうした長い困難な行動の積み重ねが人の歴史をつくるという意味で意義深いものを感じます。4日、「赤旗まつり」では古い友人を祝福できるかもしれません。
 進学高校を中心とした履修不足が大きな社会問題になっています(11・5「赤旗」日曜版P4)が、安易な対応で加害者の側に立たされた教育委員会や学校に、国労の人たちのたたかいに学んでほしいと思いました。

6ヵ国協議再開で合意
 北朝鮮が6ヵ国協議に復帰することになりました。「平和的・外交的努力による問題の解決」へ一歩が踏み出されたのです。「赤飯を炊いて喜べない」と麻生外相、まだ「外交努力」の中身に頭が集中していないようです。


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