9月議会速報 一般質問4
移住条件の整備とホームページ
市長は所信表明で移住ターン促進支援のとりくみについて触れています。山梨県は東京で離職した人達が大勢移住する県だと思いますが、私の印象では都留市はその埒外に置かれているような気がします。
住みやすさで競えるまちに
テレビなどに出る著名人が住み着いた先は八ヶ岳の麓や富士北麓、それに道志村や上野原市、大月市などです。選択の中心には自然環境があるようです。私は都留市の自然も捨てたものではないと思っていますが、残念ながら日本有数の観光地や有名な山の登山道入り口となる地域とは比ぶべくもありません。
都留市がこの問題で浮上するにはどうすればよいでしょう。いうまでもないことですが、住みやすさで努力することと、働く場の提供、開拓だと思います。その土地に永住を決断してもらうには相当の魅力がなければなりません。手立てについての市長の提起は重要ですが、その基本となる観点についてさらに踏み込んだ検討を求めたいと思います。
ホームページは「双方向」で
もう一点、移住を検討する人が覗くであろう市のホームページですが、最初の画面、入り口が非常に煩雑な印象を受けます。写真が6枚もあり、市が伝えたいことが羅列してあります。他の自治体と比べれば一目瞭然ですが、一言で言えば双方向になっていません。
他市では市民のくらしにかかわることが検索しやすくなっていますし、行政の力点やトピックスもよく考えられているという印象を受けます。情報、広報の重要な手段であると位置づけるなら、より魅力的なホームページに改善すべきではないでしょうか。検討を求めるものです。
【市長答弁骨子・病院問題】
当院の医師、看護師は厚労省基準を充たしているが、昨今の外来患者数の増加で、一時的に労働環境が厳しくなっており、看護職員などの採用を適宜おこなっている。状況を慎重に見極め、将来計画を立てたい。
隣接自治体の消防関係者からは救急車の受け入れについて要請があり、対応している。
先月開かれた富士・東部地域保健医療推進委員会で、医師の確保について県に要請し、地域医療体制についての専門委員会とワーキンググループの設置を図った。
【市長答弁骨子・移住条件】
本年度、約7万人の組合員の東京都区職員生活協同組合に働きかけ、分譲地見学を織り込んだ観光ツァーなどを企画している。
都留市は水のおいしさ、空気の良さ、良好な教育環境、自治体立優良病院として表彰された市立病院、落ち着いたコンパクトな街並み、歴史と文化の営みなど、住みやすさの条件については十二分に整っている。
ホームページは平成11年に開設以来、職員による専門委員会の手で運営している。今後、利用者の視点で情報の得やすい魅力的なホームページ作りに努力したい。
(答弁書を見たあとで気がついたのですが、住みやすさの条件に福祉が入っていません)