新年明けましておめでとうございます
平和で、誰もが豊かに暮らせる社会、この当たり前のみんなの願い実現へ、今年もがんばりますので、変わらぬご支援をお願いします。
読者の皆様のご多幸を祈念します。
年末から新年にかけて、二つの大きな「前進」がありました。一つは東京電力による桂川の水の独占利用が終わり、本流(桂川)に流される放水量が示されたことです。もう一つは「共立診療所さるはし」の建物が完成し、1月11日から診療が開始されることです。
桂川への放水量が決まる
東京電力による桂川の水の独占利用許可は1975年から30年間でした。この期限がようやく切れました。このことについては7月にこの「手紙」でお知らせしましたが、12月議会中に開かれた桂川流水利用特別委員会(小俣武委員長)に放水量が報告されました。
それによりますと、市内の東電の取水口から桂川への放水量は、東桂の鹿留取水口で4〜7月は0・976立方メートル/秒、つまり1秒間に1トン弱、その他の月は0・179トンです。川茂の堰堤では4〜8月が1・016トン、その他の月は0・240トンです。川茂の発電所で使った水と菅野川、朝日川から取った水があわせて駒橋発電所へ行きますが、菅野川、朝日川分はあわせて4〜6月が0・24トン、その他の月が0・056トンです。
ここで4〜6月とか4〜8月とかいうのはウグイの産卵期で、それに必要な水深の確保、その他の月は「見かけの川幅の20%」が基準とされています。これまでは「川の流域(周辺)面積との関係」で水量が決められていましたが、これからは「川そのものの水量」が基準とされることになり、「大きな一歩」前進です。そして国と東電との契約期間も30年から10年ないし15年と短縮されました。
水質保全・自然保護へ、市議会の大きな貢献ではないでしょうか。
駅から一分、大月市民の話題に
「診療所さるはし」建設の経緯は別面の「かつら川」がくわしく紹介しています。都留市民を含む「郡内健康友の会」1500世帯をこえる人々の、まさに手作りの診療所です。