「たしかな野党」好評です
終戦記念日の15日夕方、街頭宣伝に出ました。翌16日は比例代表選挙の予定候補、花田仁さんの宣伝カーに同乗、司会を勤めました。
最近の国政選挙に比べ、反応がいいと感じるのは欲目でしょうか。
熱い論戦で反撃するチャンス
暑い街頭宣伝です。街頭に立っているだけでも汗びっしょり、力をこめてしゃべるとさらに汗が出ます。立秋を過ぎたとはいえ日差しは真夏ですから、毎日街頭に出ている花田さんはもう真っ黒です。
しかし、戦後60年の節目、暮らしも平和も危うくされている小泉政治のもとで、ただ暑さに耐えているよりも思い切り汗をかいて反撃に打って出たほうがすっきりするというものです。衆院選は私たち国民に与えられた反撃のチャンスというべきでしょう。
「郵政民営化」受けて立つ
小泉首相はさかんに「郵政解散、郵政選挙」と呼号しています。これにたいして日本共産党は、「国会審議を通じて国民にとって『百害あって一利なし』と結論は出ている」としつつ、「総選挙の大争点」と位置づけています。
しかし、ことはそう簡単ではありません。いつも共産党を支持している人が「共産党は郵政民営化に賛成ですか、反対ですか」、「反対なら支持できない」と言ったそうです。支離滅裂なようですが、政治のゆきづまりがきわだっているだけに「改革」にたいする期待は大きいようです。「小泉改革」に対する幻想も続いているとみるべきかもしれません。
小泉改革への幻想を打ち破る
18日付日刊「赤旗」のトップの見出しはズバリ「何かいいことありましたか 小泉『改革』の4年」でした。幻想を打ち破る問いかけはこれしかないのではないでしょうか。
だれか「いいことがありました」と答えられるのでしょうか。すぐに思い浮かぶのは「トヨタ」です。史上空前、二期連続の1兆円の純益。大企業は、国民が痛みに打ちのめされている間に痛みは免除、それどころかリストラ応援の小泉政治で大もうけです。それだけでは飽き足らず、消費税の引き上げ、法人課税や企業の社会保障のいっそうの負担引き下げを要求しています。
生活に引き寄せて
この間、医療、年金、介護など社会保障の切り捨てが繰り返されてきましたが、大企業と違い政治を直接あやつることのできない中小企業はどうだったでしょうか。
小泉内閣の4年間に大銀行の不良債権は減りましたが、中小企業の倒産は6万6千件を超え、同じ時期に中小企業向け貸し出しは233兆円から178兆円へと55兆円も減ってしまいました。国の中小企業予算はわずか1,730億円(05年度)。アメリカ軍への「思いやり予算」2,378億円より少なく、国の予算(一般歳出)に占める割合は0.37%にすぎません。大企業がもうかっても、かつてのように国民にはおこぼれのない今の政治、生活と結びつけて論じようではありませんか。「たしかな野党」の存在を押し出しつつ。