この道しかない、外交提言二つ

 今週の「しんぶん赤旗」日曜版に不破議長の朝鮮総連結成50周年記念レセプションでのあいさつ全文が掲載されています。
「日朝関係の打開めざして」6項目の提言(中見出し)をしています。多くの反響が寄せられたそうです。この提言は北朝鮮との関係改善を計るモノサシになること請け合いです。現状が打開されるまでの保存版です。

朝鮮労働党との関係がどうあれ
 この提言の最後のところで不破議長は「私たちは、北朝鮮の政府および政権党とのあいだでは、ご承知のような事情から(※)、1980年代以来、なんの関係ももっていません」と述べ、そういう関係にあっても日朝関係の正常化のために力をつくすと決意を語りました。(※北朝鮮の政権党、朝鮮労働党がわが党に不当な干渉、かく乱工作をしたために、関係は断絶したままです。)
 マスコミなどは朝鮮労働党=共産党と描きたがりますが、事実はもっとも遠い存在になっているのです。それでも両国の関係改善のために、誰もが納得する積極的提言をする、日本共産党の真骨頂です。

靖国神社これが本当の姿
 日曜版真ん中の見開き(日曜ワイド)では靖国神社を特集しています。
 不破議長は5月12日に時局報告会で「戦争終結60周年アジア諸国との最近の関係をめぐって」と題して講演をし、その中で靖国神社は「侵略戦争を正当化する運動体」だと強調しました。そこで靖国神社のホームページを検索してみたのですが、なぜか開きません。
 そうした折のこの特集、靖国神社とは何かをここまでくわしく伝えてくれる新聞はほかにはないでしょう。これも保存版です。
 不破議長は講演のなかでアジア諸国との関係を改善するために三つの提案をしました。
1 靖国神社参拝を首相の任期中きっぱりやめる。
2 「植民地支配と侵略」に対する反省の立場を学校の教科書に誠実かつ真剣に反映させる。
3 アジアの近隣諸国と平和の関係を築き強化する外交の大戦略を打ちたて実行する。
 真理は単純だと思わずにいられません。この提言も大きなモノサシです。

 歴史を学ばない外交音痴
 小泉首相は、中国の靖国参拝批判を「なぜ批判するのか分からない」などといい、参拝をやめるとは言いません。国益より自分の信条を大切にしたいようです。
 いまや中国はアメリカを抜いて日本の貿易相手国のトップです。中国の相手国はトップがEU、2位はアメリカ、日本は3位です。
 日本経済新聞によると日本企業の国際業務部門に勤務している人を対象に「今後どの国との関係を重視すぺきか」と聞いたら、中国が43%、東南アジア21%、アメリカ19% (不破著書より)だったそうです。中国を訪れる日本人観光者の数は、5年間に年間百数十万人から二百数十万人へと(同)急増しています。
 政治だけが冷えた状態を続けるわけにいきません。キーワードは「侵略戦争を正当化しようという政府は日本しかない」です。


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