12月議会報告 一般質問1

都市計画道路見直しへ

 今週から12月議会で取り上げた一般質問について報告します。


 12月3日付の新聞に甲府市が大幅な都市計画道路の見直しに着手したとありました。都留市でも横町天神通り線のように、その計画線上に文化会館が建てられた時点で、この計画が絵に描いた餅となったものもあります。それからすでに30年がたちます。事業計画が具体化しないまま、地権者は建築や土地利用が制限されてきたことは甲府市と同じだと思います。計画が道路整備の基本として生かされ実現した道路もあり、それなりに評価しつつも、役割を終えたものとして根本的な見直しが必要と思います。都市計画マスタープランにも「見直しを検討する」と書かれています。引き続き計画を進めているもの、断念すべきものなどを明らかにし、市民に示すべきではないでしょうか。

【市長答弁要旨】
 見直しを調査・研究する
 道路は都市構造の骨格を形成する大きな役割をもつ。本市の都市都市計画街路は、昭和31年に姥沢川通り線など7路線が都市計画決定され、その後5路線が追加され、現在12路線、約24qが指定されている。これらのうち、国道バイパス、天神通り線、姥沢川通り線、四日市場古川渡線などについては長期にわたり整備が進められてきた。しかし、50年近く経過して、現在全線供用2路線と一部供用3路線で約7q。全路線実現は困難だ。
 都市計画マスタープランの中でも見直しが確認されており、変更あるいは廃止について、今後、調査・研究したい。

小規模業者の登録制度
 先日、ある市のホームページを見ていたところ、小規模業者に仕事を割り振る制度があることを知りました。大きな工事の入札に参加できない業者が、市に登録をしておけば、50万円以下の仕事を請け負えるという制度です。正式には「小規模工事等請負希望登録制度」といいます。一種のワークシェアリングでしょうか。不況に苦しむ零細業者に市が直接手をさしのべるという意味があります。
 制度の立ち上げについて検討を求めるものです。

【市長答弁要旨】
 制度検討委員会で研究する
 「小規模工事等契約希望者登録制度」は、資格審査(入札参加資格者登録)を受けている事業者以外で、「小額で内容が軽易な契約」の受注・施行を希望する事業者を登録し、市町村等が発注する工事、修繕等のうち小規模な物件について、業者選定の対象とすることにより、小規模事業者の受注機会の拡大を図ることを目的とする。
 都留市では「物件の供給」の中で「修繕」の業種を設け、ほぼ同様の申請により随時受付をし、小規模な修繕工事を発注しており、現在15の市内事業者が登録している。
 今後とも、市内小規模事業者の受注機会の拡大を図るため、広報やホームページを活用し、登録するよう知らせたい。
 また、必要に応じて制度の改善や他の制度の導入について研究したい。


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