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40年をふりかえる(7)

甲府市に続き平和都市宣言

 (前号より)
41 長者町自治会館建設にゴルフ場経営会社から寄付
42 法能経由の循環バス
43 東京電力谷村発電所(深田)の取水量を減らし、取水口下流の桂川に水を流す
44 公営住宅に駐車場設置
45 東日本大震災被災地支援
46 大学裏山の乱開発を阻止
47 情報公開条例制定
48 自治会長手当の増額
49 学校給食調理士の待遇改善
50 YLO会館(文化会館・現地域交流センター)の夏季使用時間の延長
51 文化協会への補助金増額
52 小中学校に洋式トイレ設置
53 学校給食に地元農産物採用
54 議会の公費での飲み食いをやめる
55 議員の海外研修をやめる


 前にも書きましたが、「思い出の楽天性」という言葉がりあります。55項目を挙げましたが、あくまでも「記憶」頼りです。自分に都合のよい記憶もあるかもしれませんので、そのつもりでお読みください。ただ、古いテーマはすでに関係者がいなくなっていますので、反論は難しいと思います(笑)。

核兵器廃絶平和都市宣言
 都留市平和委員会から提出された請願(紹介議員は小林)が議会で採択され、これを受けて市長から宣言案が提案され議会が議決するという経過で「核兵器廃絶平和都市」が宣言されたように記憶しています。
 今だったら請願を採択した議会が議員提案で議決するでしょうが、当時は議員提案の経験があまりなかったためと思われます。議員提案は議会関係の、たとえば議員定数や委員会条例などの議案だけだったのではないでしょうか。そういう意味では、近年の議会は当時より能動的になっています。
 この宣言では、当時の総務課長から「問い合わせがたくさん来て、対応に苦労した。議会が請願を採択したのだから議会で対応してくれればいいのに」と愚痴をこぼされたことを記憶しています。県下では甲府市に次いで2番目に行われた「宣言」は全国的にも早かったのかもしれません。いつのことか確認しようと都留市のホームページで検索しましたが、見つかりませんでした。
 ところがパソコンで調べていたらこの「手紙」の中に思わぬ事件を見つけました。

「イラク意見書」は県下初
 2003年12月議会に新日本婦人の会都留支部が「自衛隊のイラク派遣に反対する請願書」を提出しました。その議会では継続審査になったのですが、次の3月議会では賛成17、反対4で採択し、政府に意見書を送付しました。
 全国では2月9日時点で462の地方議会が意見書を上げていましたが、山梨、富山、静岡、大分では一つの議会も議決しておらず、都留市議会が山梨県下で最初の議決でした。このときも「都留市議会侮(あなど)れず」と感じました。