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明けましておめでとうございます

 「赤旗」読者のみなさま、本年もどうぞよろしくお願いします。
 議席を伸ばしての暮の集金では楽しい対話がはずみました。迎えた新年は日本共産党の創立から93年、私自身も入党から50年になります。今年は知事選と上野原市議選に続き、4月はいっせい地方選です。いっそうのご支援をお願いします。
 年の初めに、衆院選後の日刊「赤旗」の記事に感じた私の「希望」を共有してください。

「投票に行ったら共産党」
 ーー「投票に行ったら共産党に入れた」が47%ー総選挙開票日の14日夜、大阪毎日放送(MBS)のラジオ番組が「投票に行かなかった人で、もし投票するなら比例は何党ですか」とリスナー(視聴者)にたずねた調査結果です。2位は自民党の26%。民主党5%、公明党0%…。
 コメンテーターを務めた町田徹氏(経済ジャーナリスト)はこの結果について「投票率がかなり上がり、潜在的な支持率通りの投票が実現していたら、共産党がいきなり政権を伺うような立場に立った可能性がなかったとも言い切れない」(現代ビジネス「ニュースの深層」)と指摘しています。実際の投票でも、東京での無党派層の比例投票先1位は共産党で22・5%(フジテレビ調査)。政治ジャーナリストの田勢康弘氏は今回の共産党躍進について「安倍政権を評価したくない有権者が最も安倍政権に距離を置く共産党を支持した結果であり、安倍政権の長期化とともにこの傾向は今後も続くだろう」(四国新聞16日付)と見ます。ーー
 インターネットでは「絵に描いた餅」などという反論もあります。そこで12月24日付毎日新聞に載った埼玉県済生会栗橋病院院長補佐本田宏さんの文章「福祉国家をささえる教育 最低投票率だった衆院選」を紹介します。本田さんはデンマークの高福祉が高い投票率に支えられ、また高い投票率が教育に支えられていることを示しています。

福祉大国デンマークは88%
 ーー第47回衆院選の投票率は戦後最低の52・66%となった。…昨年9月に国連が発表した世界幸福度報告書によると、富裕度や健康度などを総合評価した幸福度の国別ランキングで超福祉大国とされるデンマークが1位だったのに対し、日本は43位と低迷した。医療や福祉、介護の分野で世界をリードするデンマークの国政選挙の投票率は88%と世界のトップクラスで、未曽有の超高齢社会目前に医療や介護に問題を積み残したまま放置する日本とは比較にならない高さだ。ーーデンマークの教育はどうなっているのか。…1年生から「教育、職業、労働市場の知識」という科目が必修とされ、…4年生から7年生になると地元での進学や就職の可能性、若者が働く環境や権利などについて討論し、メディアからの情報収集の方法、メディアリテラシー教育もある。ーー
 社会(ほとんど会社)に受け入れられる人間作りでなく、「社会の構成員となるための能動的な人間作りをする国」に高い福祉が実現している事実、努力方向は明らかですね。