9月議会 一般質問(3)(上条恒彦が来た!のに)
諸行事への支援(動員)体制について
8月29・30日にミュージカル「しあわせのタネ」が公演されました。この公演は市制60周年記念行事に位置づけられ、全国公演に先駆けて都留市が初演でした。開演前に市長もその趣旨で挨拶をされました。
市制60周年記念行事
劇の内容は若者の将来と農業を軸に据えたすばらしい内容でした。そして、公演は成功し無事に終わりました。ところが問題が一つ残りました。それは観客が少なかったことです。私は29日に見たのですが、客席の前と後ろの間に仕切りをし、前に誘導されました。それでなんとか形ができたのですが、それでも満席ではありませんでした。翌日は昼間の公演でしたが、やはり少なかったようで、市外から見にきた友人は「キャストやスタッフの方に申し訳ないと思います」と語っていました。
実際の入場者はどうだったのかと文化ホール事務局に聞くと、事務局で扱った入場券は300枚余りだったそうです。もう一つのチケット取扱団体の扱いと東京からのバスツアーの参加者で、二日間とも大ホールの前半分の席がなんとか埋まったという状況だったようです。
うぐいすホールの評価が
チラシで見ると主催団体は劇団自身だったようですが、市は共催団体であり、商工会も後援、協力団体もいくつか名前が載っています。公演までのいきさつは知りませんが、都留市が市制60周年ということで初演地に選ばれたことの意義は大きいと思います。
市の広報は7月号でお知らせをし、8月号で1ページを割きました。私は7月号を見て入場券を求めましたが、その時は8番目ということでその少なさにやや心配が残りました。そして公演前々日、「知らなかった。見たい」という知り合いの電話で心配は大きくなり、公演初日、役所で議長と話して入場券があまり売れていないことを知りました。
観客数が少なくて関係者があわてたというのはこれが初めてではありません。私の知る限りでも3回目です。もっとあるのかもしれません。こんなことが続けば有名なアーチストは来なくなる、うぐいすホールは見放されるのではないかというのが関係者の心配の声です。
宣伝、組織、集約を
そこで提案です。文化ホール事務局と連携を密にし、行事の内容を見て、その行事の意義、市の関与の程度などに応じて、主催者に協力してもらえる団体や個人を紹介する、あるいは直接、動員などの応援体制をとるなどの対策をすべきではないでしょうか。直接の動員体制は色々な段階を設けて、働きかける対象を決めるというやり方です。現実に行われているさまざまな行事での人寄せをみて、その段階を設けることが出来ると思います。
担当部署を決めて日常的にこうした取り組みをすることで市民の諸行事に対する関心の高まりや文化ホールの活用につながると思います。
市長の見解を問うものです。
(つづく)