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安倍政権打倒の国民的大運動を

 この夏、平和、民主主義、国民生活を守る各分野の集会、大会が開かれています。とりわけ平和に関わる集会は8月に集中します。そして今年は特別です。
 これらの行事に先立つ7月15日、党創立92周年の日の志位委員長の記念講演は歴史に残るものとなるでしょう。今週はこの記念講演の中の安倍政権打倒を呼びかけた部分を再録します(小見出しは小林)。


  国と国民を滅ぼす「亡国の政治」
 みなさん。集団的自衛権、暮らしと経済、原発、米軍基地ーー四つの問題を見てきましたが、安倍政権がやっていることは、どの分野でも、日本の国を滅ぼし、日本国民を滅ぼす、文字通りの「亡国の政治」ではないでしょうか。
 安倍政権は、歴代自民党政権のなかでも、戦後最悪の反動政権と言わなければなりません。(「そうだ」「その通り」の声、大きな拍手)
 このような内閣は、1日続けば、その分だけ、日本と国民に災いをもたらすことになることは、もはや明らかではないでしょうか。(大きな拍手)
 私は、心からよびかけたい。安倍政権打倒の国民的大運動を起こそうではありませんか。(歓声、長く続く大きな拍手)

  四つの転換をよびかける
 日本共産党は、このたたかいの先頭に立つとともに、国政の緊急の四つの転換を強く求めてたたかいます。
 第一は、「海外で戦争する国」づくりを中止し、憲法9条を生かした平和日本に転換することであります。(拍手)
 第二は、暮らし破壊の「逆立ち」経済を正し、暮らし第一で日本経済を再生することであります。(拍手)
 第三は、原発再稼働をストップし、「原発ゼロの日本」に転換することであります。(拍手)
 第四は、米軍基地建設をストップし、基地のない平和な沖縄を実現することであります。(拍手)
 みなさん。それぞれの分野で、一致点にもとづく共闘ーー「一点共闘」を広げに広げ、それを安倍政権打倒の国民的大運動へと大合流させようではありませんか(大きな拍手)。みんなの力で安倍政権を打ち倒そうではありませんか。(「おう」「そうだ」の声、歓声、鳴りやまない大きな拍手)


 新聞が「1強多弱」などと政党の力関係を書くたびに「安倍政権を利する」論調と怒りを覚えます。事実、事情があって最近「赤旗」日曜版の購読をやめた友人は「日本はどうなるだろう」と悲観的に語りかけてきました。報道の影響ではないでしょうか。
 他の野党が安倍批判に及び腰のなかで「安倍政権打倒」のよびかけは民主団体の夏の集会を励ましています。92年の歴史にかけて日本共産党の存在を示す時と痛感します。(今週の「赤旗」日曜版は合併号ですので、来週はこの「手紙」も休ませていただきます)