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6月議会 一般質問(2)の2

続・市職員の待遇などについて

 (前号より)再任用は今後、どのように適用されるのでしょうか。他市の例との比較を含め明らかにしていただきたいと思います。  次に、女性職員の待遇問題です。

  退職後も続く女性差別
 今年4月の人事異動でみると、この3月に定年退職した女性職員の場合、5級の主幹のままで、一方、男性はすべて6級以上、管理主幹になっていると聞きました。行政職給料表の分類でみると、5級職は課長補佐、室長および主幹の職務とあり、6級は会計管理者および課長の職務、高度の知識または経験を有する管理主幹の職務とあります。どこにも6級は男性に限るとは書いてありません。また、5級の主幹であっても課長補佐の職にないと課長試験を受験できないと聞きますが事実でしょうか。そうだとすると女性で課長試験を受験できる人は極めて限定されることになります。5級の職にある女性で優秀な人、高度の知識と30数年という経験を積んで、十分に職責に耐えうる人がいますが、5級のまま退職することになります。これは女性差別ではないでしょうか。
 再任用が広く適用されるかどうかという問題がありますが、もしそうなった場合には退職後も差別が続くことになります。
 以上、堀内市長の職員人事についての見解を伺います。

  【市長答弁要旨】
 職員増・待遇改善に取り組む
 権限移譲による事務量の増加や専門性の高い業務などにより、職員にかかる事務への負担は年々増大し、その内容も複雑困難を極め、現在の職員数では対応しきれないケースが出てくるのではないかとの危惧から、職員数を上方修正する必要があると考えている。待遇面も、職員のモチベーションを高く持つよう改善にも積極的に取り組んでいきたい。
 嘱託職員の待遇に年金未支給という条件は加味されていない。
 「再任用と嘱託という待遇は本人の希望が反映されているか」について、今年度は特に希望は聴いていないが、平成27年度からは再任用制度を一般行政職員にも適用させ、年金未支給期間について再任用職員としての採用を考えている。
 他市の例は(略)。

  女性の課長補佐登用を行う
 次に、「女性職員の待遇問題」について、平成26年3月に定年退職した女性職員は2名で、いずれも5級主幹での退職であり、他の男性退職職員は6級、管理主幹以上での退職者である。女性の管理職については、現在、会計管理者、宝保育所所長、介護老人保健施設「つる」次長、市立病院看護部長の4名。今後は、管理職へのステップである課長補佐職への登用を積極的に行っていきたいと考えている。
 なお、課長補佐の職にないと課長昇任試験を受験できないことについては、管理職である「課長」の補佐的役割を経験させることで、課長への登用をスムーズに行うため課長補佐経験者を受験要件にしている。