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季節の変わり目の大型連休

 読者の皆さんは連休をどう過ごされたでしょうか。大型の行楽を楽しんだ人もいるでしょうが、私の周りでは手軽な行楽や畑仕事に精を出したという人が多かったようです。
 私は4日、午前中に鹿留のサンパーク都留へ、午後は隣の釣り場で「全員集合」でした。グラススキー場にはすでに近県からスキーヤーが20台近い車で来ていました。目的の遊び場は、遊具は滑り台だけでしたが孫たちはそれなりに楽しんだようでした。
 サンパーク都留から見えてねだられた午後の釣りはビックリでした。孫たちが主人公なので、孫が釣りをして親たちが応援をする形だったのですが、2時間足らずで13尾も釣れたのです。釣りあげたマスは夕飯のバーベキューの主役となりました。

気温の変化、山の変化
 この時期は季節が大きく転換します。気候や気温の変動も激しく、風邪をひきやすい時期でもあります。下着を含めて着る物の選択が難しいのがこの時期です。
 そして4月下旬の楽しみは山の新緑です。樹種によって新緑の色が違い鮮やかです。紅葉と違って当たり外れがありません。
 この時期がいっせい地方選後半の市議選と重なることを知ったのは30年ほど前でした。5月に入ると色の違いはほとんどなくなります。そして迎えるメーデーです。

安倍内閣と全面対決
 今年も山梨県労農商統一メーデーに参加しました。今年の基本スローガンは「働く者の団結で生活と権利を守り、平和と民主主義、中立の日本をめざそう」でした。
 メインスローガンは安倍暴走内閣との対決が鮮明です。大幅賃上げ、大企業の内部留保還元、安定した雇用と仕事の確保などの要求がトップですが、続いて「正社員ゼロ」「生涯ハケン」につながる派遣法改悪などの労働法制改悪反対です。
 安倍首相が打ち出した「世界で一番企業が活躍しやすい国」にすることを狙った労働法制の改悪はとんでもないものです。しかもニュースではパリで開かれたOECDの閣僚理事会で法人税率引き下げを実施するので日本に投資してくれと呼びかけました。多国籍企業にもうけさせることを国際公約にしたのです。国民の暮らしが眼中ないだけでなく、明確に国民と敵対する内閣です。

「平和」の対決はより鮮明に
 メーデーを前後して「集団的自衛権」についての報道が目立ちました。集団的自衛権とは「日本が他国から攻撃を受けなくても、アメリカなどの同盟国が攻撃を受けた場合、一緒に反撃する権利」です。安倍内閣は国連憲章にもあることを正当化の理由にしていますが、もともとアメリカが国連に押しつけたものです。日本の歴代内閣が否定してきたもので、安倍内閣の異常性が際立ちます。
 集団的自衛権を行使する、アメリカと同じ立場だと宣言した途端、日本はアメリカの敵対国のテロに怯える国になるのではないでしょうか。これが「戦争に巻き込まれる」現実であり、もっと強調されていいと思います。