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12月議会報告 一般質問B

職員人事について

市長側近が介入か
 前市長を批判する世論の一つに、一部の市長側近が市役所人事に介入していたという批判がありました。その真偽について言うべき立場にはありませんが、今、逆揺れ現象のように堀内市長の側近が職員などの人事に介入しているという噂があります。そのことによって職員は戦々恐々としているといいます。信じたくないことであり、あってはならないことですが、事実だとすればそれは市政への不当な介入であり、堀内市政のスタートを汚すものです。
 公正、公平な人事は公正、公平な行政の土台、前提です。堀内市政スタートに当って、もう一点、市長の認識と決意を問うものです。

【市長答弁】
公正・公平と適材適所最優先

 現在、本市の職員人事異動は、「@長期計画を着実に推進し、行政需要の変化に対応できるよう、適材適所主義に基づく人事配置を行う」、「A職務と能力、適性の最適な組み合わせを実現し、職員の個性と努力の成果を適正に評価する」、「B職員の人事管理に対する公正感と職務上の進歩感を与える」、「C同一の所属の在職年数の適正化とスペシャリストの養成を促進する」の4つを基本方針としております。
 また、職員一人ひとりが過去1年間に取り組んできた自分の職務に対する考え方や職務上の希望、働きやすい条件をつくり出すための組織や職場環境に対する考え方などを自由に表明し、これをもとにして職員の希望や意見ができるだけ組織の中で実現し、全職員が意欲的に仕事に取組み、生き生きとした職場生活をおくることができるように、職員が作成した「職務等に関する希望と意見」等に基づき、所属長との個人面接や人事ヒアリング等を活用する中で、人事異動を実施しているところであります。
 私も、この基本方針を踏襲する中で、公正・公平で適材適所主義を最優先に職員の人事配置を行ってまいりたいと考えております。


なぜか質問に答えず
 「現在、本市の職員人事異動は」から始まった答弁に、なぜ「現在」か、違和感を覚えました。「現在」とはまだ人事を手掛けていない堀内市長にとって、小林前市長の人事を指すからです。しかし、最後の「この基本方針を踏襲する中で…」という文節で分かりました。堀内市長は人事について特別な方針を持っていないということです。しかし、私は職員人事の一般方針について聞いたのではありません。市長側近による人事への介入の有無を問い、認識を質したのです。
 その後も、一部側近が「何かあったらオレに言え。市長に言ってやる」と言ったという情報が寄せられました。しかし、良識のある人がこんなことを言うでしょうか。もしこれが事実であれば、あまり上等でない側近がいることになり、心配は強まります。