ダメなものはダメ!
廃案しかない秘密保護法
安倍内閣の暴走の数々
議会運営委員会の行政視察に行く前にタイトルだけ書いておいたら、案の定帰った翌日の「赤旗」の見出しが同じでした。「板倉トップ当選」を噛みしめたかったのですが。
安倍内閣の暴走は9月議会の時点でも明確でした。一般質問で市長にこれに対する見解を質しましたが、「選挙に勝ったのだから、掲げた公約の実現のために努力せよ」という一般論でした。公約に掲げていないことをやろうとしているから問題だと言ったのですが、まともに答えませんでした。
このとき上げた安倍内閣の暴走の中身は消費税増税、雇用破壊、社会保障の改悪、原発推進、TPP参加、集団的自衛権容認、オスプレイ配備と辺野古の基地建設などでした。そして今は秘密保護法案です。
謙虚になるべき低い得票
一般質問のときも指摘したのですが、自民党の勝利は議席数では圧勝ですが、有権者比の得票では2割前後でしかありません。何をやっても勝手というほどの勝利ではないのです。それどころか、比例区で自民党が獲得した票は、09年総選挙1880万票、12年総選挙1660万票、13年参院選1846万票です。09年総選挙は自民党が大敗し、民主党政権が誕生した選挙です。12年総選挙はずっと少ない得票で自民党が勝ち、安倍政権が誕生した選挙です。そしてこの夏の参院選です。ねじれ解消などと大喜びしましたが、見て分かるように大敗した09年総選挙の得票を下回っています。小選挙区制によって生まれた、国民の支持から見たら虚構の安倍政権です。
自民補完する「みんな」「維新」
「戦前の治安維持法だ」。この一言ですべて理解してほしいと思うのは無理でしょうか。「知る権利」が論議されていますが、それは国民主権の制度上の重要なテーマではあっても、それですべてを表現し理解するのはむずかしいのではないでしょうか。むしろ国民を主権者から引きずり下ろす、憲法違反の法律というべきだと思います。
20日夜、「維新の会が与党と修正合意した」と報道されました。しかし「修正」などとよべる内容ではありません。軍国主義者を自称する安倍内閣の補完勢力の役割を発揮し、自滅への道を急ぐみんなの党と維新の会の象徴的な姿です。それを実現させねば…。
まともな人はみな反対です
今週の「赤旗」日曜版1面には元自民党幹事長の野中広務さん、女優の藤原紀香さんが登場しました。野中さんは「昔の『大政翼賛会』のよう」と語っています。大手出版社の幹部や雑誌の編集長、フリージャーナリストなど120人が反対アピールを発表した記事が載りました。国際ペンクラブが「市民の表現の自由を弱体化させる」と異例の見解を発表しました。日弁連や長崎の被爆者5団体が反対、俳優の菅原文さんも反対です。
何が秘密か、それも秘密、そんな法律に縛られてたまるか! 廃案しかありません。