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市議補選・ご支援ありがとうござました

トップ当選に感じる変化

 大きなご支援、ありがとうございました。
 4295票、2位に671票の差をつけてのトップ当選でした。10時15分、4回目の開票でトップ当選が決まり、板倉保秋さん夫妻を含めて一緒にCATVを見ていた人たちは驚き大喜びしました。もちろん、私もその1人だったのですが、頭の隅には予感もありました。

4本の柱と良識の結集した力
 先々週の「手紙」に書きましたが、板倉さんの支持は地元・親戚・同級生・元同僚の人たちが太い柱になりました。そして私のパソコンに「板倉先生頑張って」とメールが入るなど教え子とその父母の支持も大きいものでした。それだけではありません。何人もの現職市議が「人に聞かれたら板倉さんがいいじゃないと答えた」というのです。直接、私に「入れたよ」といった議員もいました。街頭演説する板倉さんの横に立っていたとき、前を通る車から「入れてきたよ」と叫んだ元議員もいました。私の予感の根拠です。
 注目したいのは、日本共産党公認の板倉候補に何の違和感もなくこうした人達が合流し支持を広げる力となったことです。
 党の立場で言えば、通常の市議選はいっせい地方選挙ですから、基本的に都留市の党組織だけでたたかうのですが、今回は郡内全域と笛吹市の党の応援が得られました。急な立候補にかかわらず政策ビラの配布は告示前と告示後で2万枚に達し、基本的に全市に配布出来たという報告を受けました。電話作戦でも広く声をかけ、他候補の地元を除けば相当の手ごたえだったようです。
 以上は選挙をたたかった主体のあらましですが、当然、市政との関係でも板倉候補に対する期待は強かったと思います。

地方自治体の矛盾の中で
 消費税増税は安倍政権の国民の暮らし破壊を象徴する問題ですが、福祉や暮らしの破壊、地域経済の衰退などでは、地方自治体の住民生活を守る意思や機能の低下も大きな問題となっています。
 都留市の場合でいえば、地元商店街の振興問題を取り上げれば市政は「自助努力」をいい、そればかりか大手ホームセンターの誘致を援助するという、地域経済に対する加害者の立場さえ打ち出していました。おそらく全国に例を見ないものです。2011(平成23)年度の国保税40%引き上げも市民の暮らしに対する無頓着さを示すものでした。
 こうしたなかで、国保税引き下げの政策は好評でした。「小中学校の普通教室にエアコンを」の政策は子どもたちに大変歓迎され、候補者カーが放課後、学校の近くを通ると子どもたちから「エアコン、エアコン」の大きなコールが上がりました。
 市長選を論評する立場にはありませんが、現職の流れを引き継ぐ側に立った議員は「継承はムリだと思った」と語りました。
 ある新聞は市長選の解説記事に「『変化』望んだ市民」と見出しをつけ、最後に「市議補選のトップ当選は共産党の板倉保秋氏だった」と書きました。
 変化へ、2議席で期待に添う決意です。